あなたがこの記事を開いたということは、
少なからずカラオケが好きで、
しかし上手くならないことに悩んでいることと想像します。
せっかくカラオケが好きなのに、
上手くならなかったら面白くないですよね。
カラオケが上手くならない人には
共通点があります。
数多の人とカラオケに行った私はただ歌ってたわけではありません。
ちゃんと全員の歌を聴いて、歌い方をよく見て研究してきました。
観察するのが好きなのです。
だから、ある程度わかってしまうのです!
せっかく、私と同じく
歌、カラオケが好きになってくれたあなたですから、
上手くならなくて好きでなくなってしまうのは悲しい!
ですから、カラオケが上手くならない理由と
改善方法をこの記事ではお伝えします。
どうせだったら上手くなる方がいい。
上手くなる方法さえわかれば、もっともっと歌・カラオケが面白くなりますよ。
もくじ
カラオケを練習しても上手くならない理由
カラオケを練習しても上手くならないのは、
下の3つのどれか、もしくは全てに問題があるからです。
- 取り組み方
- マインド
- 技術面
この3つです。
それぞれのどういうところが問題なのか、
カラオケが上手くならない人の特徴を挙げていきます。
取り組み方
カラオケや歌に対する取り組み方の面で、
上手くならない人の特徴は3つ
- 自分の歌を録音していない
- 曲・歌詞をよく覚えていない
- 歌い方が雑
です。
マインド
次にマインドの面で問題があり、
上手くならない人の特徴4つ
- 到達点が定まっていない
- 自己流すぎる
- 自信がない
- テクニックに走る
です。
技術
最後に技術面で4つです。
最低限、これらを無視していくら練習をしても
なかなかうまくなるのは難しいです。
できていなくても、できるようにする方向で練習しないといけない部分です。
- 呼吸が浅い
- 地声100%で歌っている
- 姿勢が悪い
- 伴奏をよく聴いていない
これらです。
さて、これだけでは全く分からないと思うので、
ここから具体的にどういうことか書いていきます。
そして、じゃあそれぞれどうすれば上手くなれるのか
改善策をあげていきます。
歌が一向に上手くならない人の取り組み方と改善策
まずは取り組み方の面で、具体的に書いていきます。
①自分の歌を録音していない
これはそのまんまの意味です。
一番初めにこれを持ってきたのは、
これが最も重要だからです!
とにかく、自分が歌うのを録音し、聴く ということをしないと
全てが始まりません。
おそらくというか絶対、自分の歌を聴いたことがない人で
上手い人はいません。
つまり上手くなるための第1条件と言ってもいいくらいです。
でもね、自分の声・歌を聴くのって苦痛ですよね。
恐怖ですよね。
初めは私もヘドが出ました。
でも向き合わなければなりません。キモ声の自分に
自分の歌を聴かねばならぬ理由は3つあります。
- 内耳で聴こえる音と外耳で聴こえる音は違うから
- 細かいことに気付かないから
- 人に聴いてもらう前提だから
です。
まず1。
内耳で聴こえる音とは、骨伝導で聴こえる音です。
純粋に、外の空気振動で聴こえる音とは違ったものになります。
これが自分の歌が苦痛な理由でもあります。
なので、自分ではいい声と思っていても、実際にはこもっていたり
予想以上に聞きづらかったりします。
次に2。
歌っている最中は細かなミスとか
リズム・タイミングのズレに気付きません。
録音を聴いて初めて、声が裏返ってたとかに気付くことすらあります。
あとはよくフラットしてます。
意外となめらかに歌えていないもんです。
そして3。
結局、自分以外の人に聴いてもらうのが前提なので、
人が聴いて上手いと思われなければ何の意味も無いわけです。
料理と同じです。自分の料理が 「おいしいんだよ!うまいんだよ!」
っていくら言っても、マズいもんはマズいですから。
とにかく、自分の歌を聴かないと何がダメなのかがわかりません。
上手くなりようがないのです。
改善策
録音しましょう。
なにもわざわざボイスレコーダーとか用意しなくていいです。
スマホで十分。
初めはとにかく録って、帰り道でとりあえず聴いてみましょう。
そこからでいいです。
とりあえず、何も考えずに聴くだけでも、
勝手に「つぎはもっとこうしよう」とかなってきますから。
慣れてきたら、もっと細かく分析して聴きましょう。
できれば、歌うごとに聴き返してください。
②曲・歌詞をよく覚えていない
これも大きな特徴の一つです。
まず、曲自体をちゃんと覚えていないことが多いように思います。
要するに、うろ覚えなのです。
メロディも歌詞もそうですが、
思い出しながらやっていると、探り探り歌うことになります。
そうなると、抑揚をつけたり声質を変えたり、
表現することに意識が向かなくなってしまいます。
脳ミソのキャパは決まっていますから、
そんなにたくさんのことに意識を向けられないのです。
みなさん意外と、覚え方がてきとうです。
アーティスト本人がぜんぜん力込めてないところまで
ガンガン歌ってしまったり
メロディーラインが違ってたり。
改善策
頭の中で完全に再生できるくらいまで聴き込みます。
「こんな感じの曲」程度ではダメで、
そのアーティスト本人が
どこでビブラートをかけていて
どういうふうに言葉を区切っていて
どんな語尾の処理をしていて
どこでブレスしていて・・・etc
という細部まで覚え込む必要があります。
完全にマネできるくらいまで聴くようにしてください。
③歌い方が雑
②の「曲を覚えていない」ともつながってきますが、
細かいところへの注意が足りてないことが多いです。
例えば、語尾をスーっと切るところがブツ切りだったり
フレーズの入りがぜんぜんタイミング取れてなかったりです。
上手くなるためには、まずは完全にコピーする練習が必要ですが、
コピーするするどころか
いやいや、本人ぜんぜんそんなふうに歌ってないんだけどなあ・・
という感じです。
改善策
まずはよく曲を覚えて、
丁寧に原曲と同じように歌うことを心がけます。
覚えるのはメロディーと歌詞だけではありません。
本人がどんな強さで
どんなニュアンスで
どんな語尾の処理で
どんなリズムで
歌ってるかまで覚える必要があるのです。
そしてそれを丁寧に再現するように歌ってください。
歌が上手くならない人のマインドと改善策
次に、うまくなりづらい人のマインド・考え方の傾向と
その対策を具体的にあげていきます。
①到達点が定まっていない
到達点とは、目標のことです。
どういうことかというと、
具体的に、誰(歌手)みたいに歌いたいか
がはっきり決まっていないということです。
どの歌手みたいに歌いたいか決まっていないということは、
どう歌うかのイメージが無い状態です。
要するに、旅行をするのに目的地が決まっていないのと同じことなのです。
具体的なイメージが無い状態で、
ただやみくもに歌っても上達しない、
もしくはかなり遠回りすることになってしまいます。
改善策
まずはどの歌手のような歌い方を目指すか決めましょう。
これはマネででいいです。
マネでいいので、その歌手と同じように歌えることを
目指せば、自然とその技術が付いていきます。
②自己流すぎる
はじめっから自分の個性を出そうとしすぎることです。
最終的には、自分なりの表現とか解釈で歌うべきですが、
技術が付いていない状態でそれをやるのは
ただの我流になってしまいます。
なかなかうまくならない人というのは、
原曲を正確にコピーすることをせず、
細かいところをてきとうに端折ってしまいがちです。
改善策
何度も同じこと言ってますが、
まずは原曲と同じように歌うことです。
完全コピーを目指すとはいえ、
誰一人同じ声の人間はいないので100%同じにはなり得ません。
コピーすることで付く技術を蓄積していき、
その後で自由に歌うことで自然と個性が発揮されるようになります。
③自信がない
いつまでも「自身が無い」「私は歌がヘタだから・・」
と言っているとなかなか上手くなりません。
自分がヘタだと思い込んでいると、
脳は”下手であるように”振る舞います。
ほんとは上手く歌えるのに、無意識に『わざと』下手に歌ってしまうのです。
このへんの話は、脳科学も絡んでくるのでおもしろいんですが、
それだけで論文が書けるほどの話になってしまうので
今回はこの辺にします。
改善策
まずは、「私は下手」という発言をやめましょう。
ほんとはそう思っていなくても、
脳は事実と想像の区別をつけないため、
ヘタであることが事実になってしまいます。
多少ヘタなところがあっても、
その歌手本人になったつもりの動きをしましょう。
もちろん、冷静に上手くいかないところを
修正していくことは必要ですが、
気持ちだけでもかなり上手くなります。
④テクニックに走る
目標地点が無い状態で、テクニックばかり求めている状態です。
例としては、
- ミックスボイスさえできれば全て上手く歌える
- ビブラートができれば何でもうまく聴こえる
- ひたすら腹式呼吸を極める
- ハイトーンさえ出ればうまくなれる
- いい歌手はみんな鼻腔共鳴してるから、それが出来さえすればいいはず
このように考えることです。
確かに、一つ一つの技術は大切です。
かといって、これらができたとしても
歌は上手くなりません。
「だから何?」みたいな感じになってしまいます。
改善策
何度も言ってますが、
先に理想とする目標地点を決めることです。
テクニックが先ではありません。
目標点が先にあるから、そこに向かうための
テクニックが身に付くのです。
カラオケがうまくならない練習のしかた――技術面
技術的に、これを無視してたら他の何をやっても
ムダだよ~っていうことを具体的に書きます。
①呼吸が浅い
深いい呼吸ができていない状態で練習しても、
いい発声ができるようになりません。
声量も出ませんし、ロングトーンも安定しない、
喉声になる、強弱もつけられない
こういう状態になります。
まずしっかり深く息が吸えていない状態で、
いくら上のことをやろうとしてもできないのです。
つまり、呼吸が浅いままいくら歌ってても
上手くならないのです。
改善策
おなかで大きく息を吸って、大きく発声する感覚を身に付けましょう。
大きく吸うためには、まずはしっかり吐くことが大切です。
次に息を吸う時は、肩が上がらないように吸います。
これを歌いながら、意識しなくてもできるようにしてください。
これが腹式呼吸ということになりますが、
歌う前にドッグブレスなどをやって
一度横隔膜を動かしておくと、感覚が掴みやすいです。
腹式呼吸についてはコチラを参照
▼▼▼
【ボイトレ】胸式呼吸と腹式呼吸の違い 歌に必要な理由
②地声100%で歌っている
この言い方は分かりづらいかもしれませんが、
話す時の声と全く同じ感覚で歌っていると、
うまくなりません。
話す時の声とはつまり地声のことで、
その声のままでは音程が取りづらいです。
また高音域への移行も困難になります。
これはなぜかというと、
話し声(=地声)だと、輪状甲状筋が働いていないからです。
輪状甲状筋は裏声を出す時の筋肉であり、
音程の調整をつかさどります。
また高音発声には必須です。
地声で歌うと、Aメロとか低いところではラクですが、
輪状甲状筋が動いていないためフラットしやすくなり、
音程も外します。
改善策
低い部分でも、裏声を混ぜて歌います。
感覚的なことなので文章にするのは難しいですが、
ちょうどオカンが電話に出るときみたいな
ちょっと上ずった声のイメージです。
コチラの記事で詳しく書いてます。
▼▼▼▼
カラオケが上手い人の特徴はただ1つだぜ! それはオカンの電話だ!
③姿勢が悪い
姿勢が悪い状態では、何度歌おうが上手くなりません。
猫背、のけぞる、縮こまる、出ッ尻、ふんぞりかえって座る
これのどれでもいけません。
この状態だと、正しい呼吸もできないですし、
首まわりに余分な力も入ります。
気道もふさがれたりするので喉も締まります。
改善策
まずはまっすぐ立ちましょう。
足は肩幅くらい、
あまり胸は張らずに、スッと立ちます。
背を伸ばすつもりで、首をまっすぐ立てます。
壁に背中と肩をつけて立った状態がいいです。
いちどそれで確認してみて下さい。
④伴奏をよく聴いていない
私もついやってしまいがちですが、
実は意外と伴奏をちゃんと聴いていないものです。
伴奏を聴かないと、
リズムがズレる、ピッチ(音程)がズレる
ということが起きます。
初めは意識しないと、けっこうてきとうにやってしまいがちです。
なかなか上達しない人は、マジかよっていうくらい聴いてないです。
改善策
呼吸とか姿勢とか、いろんなことを意識しながらだと
なかなか難しいので、
まずは伴奏をよく聴くことだけに集中してみるのも良いです。
よく聴くというのは、
しっかりと体でリズムえを刻みながら聴いてください。
バッチリリズムがかみ合うと、
新鮮なくらい歌と演奏がマッチする感覚になると思います。
本気で歌が上手くなりたい人が今すぐできること
さて、まただいぶ長くなってしまったのでまとめます。
いろいろと書いてきましたが、その中でも
本気でうまくなりたい人がいますぐできる、
まずこれだけはやるべきこと
それは
目標歌手を決め、それになりきって歌い、自分の歌を録音すること
です。
自分のを録ることで、自然と原曲と比較するようになります。
比較するようになると、勝手によく原曲を聴くようになります。
どこが違うんだろう?あれ?ここどんなニュアンスだっけ?
と自然に気になることでしょう。
そしてだんだんと、本物と同じように歌えるようになっていきます。
これはすぐ実践できると思います。
はっきり言って、細かいテクニックがどうのこうのってあれこれ考えるより、
単純にこれを繰り返すのがもっとも効果高いと思います。
歌って、聴いて、直して の繰り返し。
たぶんこれを10回もやればそれだけでだいぶ上手くなるでしょう。
ということで、
カラオケが上手くならない人の特徴に当てはまっていないか
チェックしていただき、サクッと上手くなっちゃってください!
追記:
まずは理想のシンガーを決め、そのために必要な練習をする。
私の習っているトレーナー先生も言っていることです。
もっと詳しく知りたい方はコチラをクリック
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