こんにちは、休日ミュージシャン育成トレーナーの織沢てつろうです。
今回は、【SMAP】の夜空ノムコウのカラオケ解説です。
SMAP初のミリオンセラーと言うことで、
SMAPと言えばこの曲という人も少なくないんじゃないかと思います。
これまたカラオケランキングでも、上位にはいっている定番曲ですね。
スガシカオ氏のセルフカバーなんかも出てたり、
はたまた、中学校の教科書に掲載されていたり、今後とも年齢問わずに愛されていくんじゃないかと。
それでは、カラオケ解説行ってみましょう!!
前回の、らいおんハートのカラオケ解説も載せておきますので、気になる方はこちらもぜひ。
もくじ
存在感のコントールを!!
サビ始まりのこの曲ですが、
この部分は、中居氏、木村氏の2人の始まりになっています。
レコーディング後の、ボリュームバランスの調整でどのようにでも出来てしまう事はひとまずおいておきまして、
冒頭のサビは、中居氏のニュアンスがかなりしっかり聞こえてきます。
木村氏の中低音の響きが、後ろで支えているような聞こえ方のバランスになっています。
仮に、2人の歌声を均等に音量調節をしても、このような聞こえ方になるんじゃないかと思います。
喉仏の下がり具合が違う。
人それぞれ、声質が違うのは当たり前なんですが、
とある部分では、SMAPの中でもかなり特徴的な2人が一緒に歌っているので、この際に解説を。
この2人、喉仏の下がり具合、もしくは上がり具合と言った方がピンとくる方もいると思いますが、
喉仏周りの筋肉の使い方がかなり違います。
- 中居氏は喉仏が上がり気味
- 木村氏は喉仏が下がり気味
になっています。
これによってどんな違いがあるかと言うと、
- 喉仏が上がると、声は固めで、アタックが早くなります。
- 喉仏が下がると、声は太めで、アタックが遅くなります。
喉仏が上がりすぎると、喉絞め声になりやすいので注意が必要です。
中居氏がバラエティーで、大げさにしゃがれた声で歌っているような時は喉仏がかなりあがった状態になっています。
普段の喋り声に注目。
引き続き、2人の喋り声に注目して解説していきましょう。
中居氏のしゃべり声が高く、
木村氏の方がしゃべり声が低いですね。
結構見落としがちなんですが、
普段の喋り声が歌に与える影響と言うのはとても大きいです。
ここで説明する高い低いは、音程に加えて周波数です。
高い周波数なのか、低い周波数なのか。
例えば、自分はもっと低めの太い声を出したいと言うのであれば、
普段から少し喉仏を下げ気味にして話すようにすると、
自然とその筋肉を使うことになり、自ずと鍛えられていくことになります。
ここで注意しといた方がいいポイントが、先ほども説明したように、
喉仏は上げすぎると、喉がしまっていきます。
この状態は、喉に負担がかかる状態なので、あまり極端にはやらないようにしてください。
だからと言って、下げりゃいいってものでもなく、
喉仏は下げすぎると、母音が鳴りすぎて、声の明瞭さがなくなってしまいます。
どちらにしても、やりすぎは注意しつつ、自分の出したい声のイメージを持って、
日常の会話に少し取り入れてみると、歌にも変化が出てくるのでお試しください。
Bメロのソロ部分をお手本にダイナミクスをつけてみる。
冒頭のサビの部分と、Aメロの部分は、どちらもデュエットになっています。
かたや、Bメロはソロパートになっており、1番も2番も木村氏が担当しています。
デュエットに比べてソロの部分は、抑揚や細かいニュアンスが分かりやすいので、
この部分のダイナミクスの付け方を参考にしてみましょう。
【君が何か伝えようと】
この部分は、デュエットからソロへのバトンタッチなので、しっかりと場面転換をしています。
Aメロから同じ雰囲気、同じ流れで歌おうとした場合は、このような歌にはなりません。
もちろん、Aメロから同じような雰囲気で歌うこともありますが、この曲の関しては、
スムーズに転換はしておらず、グッと聞き手を惹きつけるようにしています。
【にぎりかえしたそのては】
この赤文字の部分を、かなり特徴的に歌っています。
この部分は、
- 子音強め。
- 息多め。
です。
子音をしっかり言おうとすると、自然と息も早く出ていくので、
大げさに息を吐こうとはしなくて大丈夫です。
歌番組などで、木村氏の表情がパッと変わる時は、この歌唱になっている場合が多いです。
もっと、ざっくり言うと、
カッコつける時です。
木村氏の場合は、この言い方の方が伝わるんじゃないかと思ったり…
実際カッコいいですしね。
逆に、平然と歌ってると、こういう歌い回しにはなりません。
表情をイメージする。
もう1つのソロパートでも説明します。
表情をイメージしながらCDを聞いてみてください。
【君に話した言葉は】
さて、このフレーズでどの部分がカッコよかったですか?
人それぞれあると思うんですが、
私はここ。
【君に話した言葉は】
赤文字の部分、
めちゃくちゃ吐息が漏れていて、顔も少しクシャっとなっているようなイメージ。
これでもかっていうくらいに、やってますね。
サビでも色々な部分でやっていますが、5人で歌っていると、
詳細まで聞き取るのが難しいので、
デュエットとソロのコントラストが分かりやすいこの曲で、しっかりと把握しちゃいましょう。
前回もそうだったんですが、
SMAPの曲は、曲の解説だけじゃなくて、
メンバーの歌い方解説なんかもしてたりするので、全然文字数が足りません…
今回サビまで行っとりませんし….
引き続きSMAPの曲は、解説していくので、
曲のリクエストしかり、夜空ノムコウの別の部分も解説してほしいなんてリクエストがあれば、コメント欄へ。
以上、夜空ノムコウ【SMAP】カラオケ解説〜定番曲編〜 でした。
次回も引き続きSMAPの曲を解説していきたいと思います。
お楽しみに!!