こんばきん!(こんばんは、きんぱんです)
世の中には2種類の人間がいます。
努力が報われる人と、報われない人です。
これを読んでいるあなたは、歌が上手くなるために努力していることでしょう。
せっかく努力しているんですから、人よりも早く上達したいと思いますよね?
報われる人と、報われない人。すなわち、成功者とそれ以外の人々です。
その分かれ道は一体どこにあるんでしょうか?
確かに、成功しなければ、「努力が足りなかった」と言ってしまえばそれまでですが、
努力していても、成功しない人もたくさんいるのは事実です。
では歌がどんどん上達して成功するには何が必要でしょうか?
報われる努力とはなんでしょうか?
そこには、『マインド』 が大きく関わっているときんぱんは考えています。
これは、ボイストレーニングをする際、私がコーチから教わった考え方です。
音楽制作の現場では、今からお話しするマインドはとても重要だそうです。
そして、それは音楽だけでなく、全てに共通する というのが私の考えです。
ということで今日は、成功者のマインドと努力の型 について話してみたいと思います。
もくじ
『構築型』と『予定調和型』
今日お話しする『型』というのは、目的達成への2種類のアプローチのしかたです。
構築型 と 予定調和型 この2つについて話していきます。
かつてのきんぱんが陥った『構築型』
まず、構築型 というのは超ざっくり言うと、完成図ナシでとりあえず作り始めるというアプローチのしかたです。
まず、各要素から作りはじめ、それらが出来ていくうちに完成形が見えてくる というものです。
かつて高校生時代のきんぱんは、野球に打ち込んでいました。
プロフィールの話にもかいていますが、結果は ダメ だったんですね。
なぜダメだったかを今振り返ってみると、完全に 『構築型』の努力をしていたんです。
(構築型が全てにおいてダメというわけではないです)
例えば野球の場合、バッティングだけでもたくさんの要素があります。
遠くに飛ばす力、正確にとらえる能力、スイングスピード、選球眼、・・・・
もっと細かくすればいくらでも鍛えるべき要素はあります。
構築型でバッティングを上達しようとすると、練習のしかたは次のようになります。
- とりあえず、スイングスピードを速くするために重いバットで素振りする。
- 飛ばすために筋トレする
- とりあえずたくさん打つ
- 何回バットを振ったかが評価対象
確かに、各要素は鍛えられます。
しかし問題は、その結果どんなバッターになるかわからない ということです。
これが完全にかつてのきんぱん少年で、なんとも強みの無い選手になってしまいました。
特別 飛ばせるわけでもなく、すごく打率がいいわけでもなく・・・
でも、努力した分、各要素は確実に強くなりました。スイングスピードはチームで1番か2番目に速かったし、握力もスクワットもいちばん強かったです(笑)
でも肝心のバッティングはイマイチという・・・
では、予定調和型は??
読んだままのイメージでいいんですが、超ざっくり言うと、先に完成図が決まっていて、結果がそこに引っ張り上げられるというプロセスです。
まず先に、完成図(理想)があって、そのために必要な要素が後からついてくるイメージです。
高校生のきんぱん少年が、もっと野球がうまくなるにはどうすればよかったんでしょうか?
予定調和型でバッティングを上達しようとしたときの練習はこうです。
- まず、理想の選手を決める(予定)
- それになったつもりでバッティングする
- 不足する部分を補うための練習をする(調和)
要は、まずどうなりたいかを具体的に決めることです。
言ってみれば、家を建てるときに完成図があるのは当たり前ですよね?
適当に基礎を作って、適当に材料切って、適当に組んだら なんということでしょう、素敵なログハウスが とかならないですよね。
高校生のきんぱん少年はこんな単純なことも分からなかったんですね~。教えてあげたい。
これ、古い考えの教育のせいだと思うんですよ。
よく言われたのは、プロは特別で、同じようにできるわけないんだからマネするな。あれは基本じゃない。まずは基本に忠実にやれ。
このマインドのせいで、少年たちは理想を描くことなく、意味のない練習を繰り返す羽目になるんです。
基本に忠実にやるのは大事です。
でも、完成図があった状態での基本じゃないと、基本のプロになるだけです。
歌が早く上達するマインド
それでは、歌について、このマインドを当てはめていくとどういう行動になっていくか考えていきます。
まず、『構築型』のマインドで練習していくとどうなるのか?
例えば、A君の場合 「とにかく練習だ!」
- とりあえず、スケール練習を繰り返した
- とりあえず、腹式呼吸を練習した
- とりあえず、鼻腔共鳴を練習した
- とりあえず、裏声ホーホーしてみた
- とりあえず、チェストボイスも鍛えてみた
さて、A君がどんなシンガーになったか想像できるでしょうか?
とりあえず、高い声はそこそこ出るようになり、発声は良くなったかもしれません。
しかし、それではただの発声おばけです。
次に、B君は『予定調和型』のマインドで練習しました。
B君「B’zの稲葉さんみたいに、パワフルに高音が出るシンガーになろう」
- B’zの音源を聴きまくる
- B’zのLIVE動画を観まくる
- 稲葉さんのイメージで歌ってみる
- 高音が出ないのと声量が足りないことに気づく
- 強い高音を出すために裏声と共鳴の練習をする
- 声量を増やすために呼吸と共鳴を鍛える
さて、B君はどんなシンガーになったでしょうか?
おそらく、少なくともA君よりは、稲葉さんに近づいたはずです。声は人それぞれ違うので、同じにはならなかったにせよ、パワフルに高音が出る系シンガーになっていくはずです。
なぜなら、B君は稲葉さんを目指して練習したんだからそれに近づいた。単純な話です。
ここで大切なのは、B君の方が、課題と目的がはっきりしていることです。
A君も高音発声を鍛えましたが、目的が無いぶん、やることもあいまいでした。
B君の場合はなぜそれをやるのか?という目的がはっきりしていたため、やることが具体的になった。
この二人は、実際はやった練習はほとんど同じです。
しかし、上達する期間は、圧倒的にB君のが早かった でしょう。
このように、同じように努力をしても、その人の思考、マインドで結果が変わってくるのです。
きんぱんのボイトレのコーチが言ってたことがあります。
「伸びる人は、質問が具体的」
だそうです。これはつまり、予定(完成図)がはっきりしているため、今必要な材料がはっきりしている、ということです。これが、予定調和型なんですねえ。
人生で成功を収めるマインドとは
ここまでは、きんぱん少年の野球部時代の挫折経験と、歌におけるAくんBくんの成長の違いを、対になる2つのマインドによって説明してきました。
2つのマインドとは、『構築型』と『予定調和型』 です。
そして、予定調和思考のほうが、早く上達できるよ~というのが、ここまでの話です。
この予定調和思考は、その他様々な技術の習得や知識の向上にも有効です。
そして今日最も伝えたかったのが、予定調和型思考が 人生で成功を収める秘訣 であるということです。
今日は歌においての話をしましたが、そのようなミクロ的視点でも それを包括する マクロ的視点でも法則は同じだと、私は考えています。
あなたもこんな話を聞いたことがないでしょうか?
≪大きなことを成し遂げる人は、下っ端の頃からでかい夢を持っていて、根拠もなく自身に満ちている≫
とかこんな感じのニュアンスの話。
もうお気づきだと思いますが、これこそまさに、『予定調和型』です。
以前書いた、なりたい自分になるために。なりたい自分を『選択』する という記事で、エベレストに登る人の例え話をしました。
その話を簡単にすると、エベレストを登った人は、てきとうに歩いてたらいつの間にか登頂できちゃったなんてことはない。必ず、山頂を目指して歩いたはずだ。というものです。
つまり、具体的な完成図があったから、達成できたのです。
もう一つ重大な事実があります。
それは、実は私たちは、普段から予定調和型で生きている という事実です。
どういうことかと言うと、家から会社に出勤するのだって予定調和です。
だって、てきとうに電車乗ったらたまたま会社に着きました なんてことはないですからね。
学校もいっしょです。そこ(会社や学校)に行く ということなんかはっきりしていますよね?だからいとも簡単に、その目的を達成できるのです。
私たちは行動する前には必ず、何をするっていう意思があって、実際そのように行動することがほとんどです。
しかしこれがなぜか、長期的な目的となると、できなくなってしまう。なんででしょうか?
明日 新宿駅に行く はできるのに、1年後 ニューヨークへ行くこと はできない。
明日 髪を切る はできるのに、3か月後 5キロ痩せる はできない。
不思議ですね、簡単な事をながく保つだけなのに。
私が自分に向けて、警告を発するんですが、もしかしたら長い期間の間に、できない理由を探し回っているんじゃないでしょうか?
さいごに
では、成功するためにはどうしたら良いでしょうか?
予定調和型思考で大切なのは、予定(完成図)を具体的に、強く持つことだと思っています。
そして、その完成図を無くさないようにすること。
だから、成功者たちはよく、目標を紙に書いて貼っておいたりしますよね?あの壁に貼ってある目標、それこそが我々の達成すべき完成図です。
さらに、多くの成功者の共通点 ≪根拠ない自信があること≫ これは、”できると確信している状態” です。
そして、できると確信するほどになると、潜在意識のレベルまで信じ込むようになります。
これができれば、道を見失うことはまずないと思います。
この、『確信する』ということがまた重要な話なんですが、これは
アファメーション
という方法が効果的だとされています。これは次の機会に書きましょう。
最後雑になってしまいましたが、まとめると
まず先に、自分が何者になるのか決めてしまいましょう!ということです。
まずは、理想像をしっかり描いて 素早く歌ウマになりましょう!
自分がどうなるのか決めてさえしまえば、意外と勝手に必要なものはそろっていきます。これ引き寄せの法則なんですけどね。
必要なものがそろってから何かやる とう思考では、全部がそろうことは一生訪れませんからね!
そして、お互い ”努力が報われる人” になっていきましょうね。がんばりましょう
それでは!
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