カラオケが上手い人の特徴はただ1つだぜ! それはオカンの電話だ!

この記事を書いているパンダ
きんぱん 30歳サラリーマンからミュージシャンを目指すヤバい男 このパンダの生態を知る ⇒超きん的プロフィール

カラオケが上手くなりたいと思う人は気になりますよね。

上手い人の特徴って何だろう?ってこと

 

それでググってみると、いろんなサイトであれやこれやと、たくさんの特徴が並べ立てられてますね。

正直思いませんか?じゃあ一体何が正解やねん!と

 

まあ、その中の一人として私も今から持論を話すんですが、

私の考えるカラオケが上手い人の特徴は、

『よそ行きの声で歌う人』

ただ1点のみ だと思ってます。

 

これだけだともっとわからん!て話ですよね まあ落ち着けよ。

ということで、今日はこれについて話していきます。

 

もくじ

オカンが電話を取る時のアレ


もしかしたら最近の若い人は分からないかなあ。

昔は、一般家庭に固定電話があるの普通だったじゃないですか。

それでよく、オカンが電話をとるんです。

「ハイ、〇〇です」

⇑はいこれ、よそ行き声です。

 

普段ドスを利かせてガミガミ言ってくるオカンが、電話に出たとたんに、ちょっと上ずった変な声になるヤツ。

これを勝手によそ行き声と命名しました。

 

この、普段よりちょっと裏声っぽい、けど裏声ではない声。

実はこれまさにミックスボイスです。

 

衝撃の事実、世のオカンは ミックスボイサーだったのだ!


よそ行き声の正体


この声を出すとき、体の中では何が起きているんでしょうか?

オカンは、電話に出る時、意識的に声のトーンを高くしています。

しかし、ただ単に普段のドスの効いた声をそのまま高くすると、電話越しの相手にはうるさく聴こえてしまいます。

そこでオカンは、トーンを高くし、かつ、柔らかく発声しています。

つまり、ハイトーンにも関わらず、全く余分な力が入っていないのです!

 

ということは、この柔らかなハイトーンボイスは、地声の張り上げではない ということが分かります。

 

結論としては、この「よそ行き声」 を発声するとき、しっかりと声帯が伸展し、頭の方に響かせた状態になっているのです!

 

下手に聴こえる人の特徴


なんだかイマイチに聴こえる人のほとんどが フラット しているという特徴があります。

フラットとは、正しい音程よりもやや低く歌ってしまうことです。
または、音程が正しくても、低く聴こえてしまっている状態です。

精密採点で音程バーは合っているのに、なんか今一つ上手く聴こえない人は、だいたいこれです。(実際、精密採点の得点にも影響しているようです。)

つまり、歌う側としては音程がちゃんと合っているが、聴く側からすると ちょっと低い ということが起きているのです。

 

ではなぜこれが起きるのか。

その理由は、話し声で歌っているから です。

話し声は、チェスト(胸)への響きが強いため、低いほうの倍音成分が強くなります。

なので、実際よりも低く聴こえます。

そして、自分の声は、体の振動も音として聴いているため、他人が聴いてる実際の音と 差があります。

だから、気が付かないのです。

 

自分の歌を録音して聴くと苦痛なのも、これが理由です。

 

カラオケが上手い人の特徴は「よそ行き声」その理由は?


フラットしないから

私の統計(完全にワイの主観だから許して)だと、カラオケが上手い人は、話し声と歌声が違う という特徴があります。

どう違うかと言うと、普段の話し声が低い人でも、歌い出すと声のトーンが高くなるのです。

同じ音程でも、明るいトーンのほうが高く聴こえます。(厳密に言えば、高いほうの倍音が増えているので、響きの強い周波数帯が高いほうに寄っている)

 

先ほど話した、オカンのよそ行き声 は、明るいトーンの声です。

つまり、カラオケが上手い人は、意識的に、トーンを高くしているのです。これがよそ行き声です。

 

先ほどの、下手に聴こえる人の特徴は、フラットすることでした。

フラットは、下の響き(話し声成分)が強い時に起きやすいです。

つまり、カラオケが上手い人が何をやっているかと言うと、よそ行き声でトーンを上げ、地声成分を減らすことで、フラットしない声にしているのです。

結果的に、他人が聴く音程も、ぴったり合って聴こえるようになるわけです。

 

もちろん、意識してやってないけど上手い人もいます。
しかし、意識する、しないにかかわらず、上手い人の体で起きていることは同じです。

 

音程が合いやすい

よそ行き声は音程が合いやすいです。

なぜかというと、よそ行き声は、地声の張り上げではないため、声帯がきちんと伸展されているからです。

 

声帯の伸展(引き延ばすこと)=輪状甲状筋が働いている

です。

輪状甲状筋は、音程を合わせるのに使う筋肉です。

つまり、輪状甲状筋がちゃんと働いてる=音程が合う 

と言えます。

 

ほんとかよ、って思う人は試してみてほしいんですが、
裏声(ファルセット)だけで歌ってみてください。

そうすると、驚くほど音程が合いやすいのに気が付くと思います。

ファルセットは、輪状甲状筋のみを動かしている状態です。なので、音程が合うのです。いやこれほんとですよ!マジでためしてほしいす!

 

ハイトーンにつなげやすい

はじめに、オカンのよそ行き声は ミックスボイスだ という話をしました。

よそ行き声は、輪状甲状筋を稼働させた状態ですので、裏声に近くなっています。

 

つまり、裏声の筋肉がずっと稼働した状態なので、高音域に行きやすいのです。

また、声がケロっとひっくり返りにくくもなります。

 

逆に、完全な話し声状態からいきなり高音域を出そうとすると、ケロっと裏返ることが多くなります。

 

つまり、完全ではないにしろ、カラオケが上手い人はミックスボイスに近いことをやってる ということになります。

 

以上より、次の式が成り立ちます。

カラオケが上手い人=よそ行き声≒ミックスボイサー≒オカン

 

まとめ


最後ちょっとふざけましたが、カラオケが上手い人の特徴は よそ行き声で歌う人 という結論です。

要するに、気持ち高めの声で歌う人が上手い人だよ ということです。

 

重要な点をまとめると、

  • オカンの電話のよそ行き声はミックスボイスに近い
  • よそ行き声の正体はトーンを上げた声。輪状甲状筋が働いている
  • 下手に聴こえる人はフラットしている
  • よそ行き声は フラットしない・音程が合う・高音につなげやすい

以上となります。

 

コツをつかむためには、オカンが電話してた時の声を思い出してください。
そしてその声をマネてみましょう。

 

オカンの声を忘れてしまった人は、久しぶりに電話してあげてください。

きっと喜ぶでしょう。

感動のフィナーレ。

 

それではまた。あなたのカラオケウヒョヒョを願って。


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