歌やカラオケが上手くなりたい人にとって、
練習する場所が無い!って重要な問題ですよね。
上手い人はみんなどこでどうやって練習してるのかって気になりますよね。
住宅地やマンションに住んでいる方(というかほとんどか)
はやはり近所迷惑になってしまう恐れがあるので、
なかなか満足に練習できないのが現状です。
それと外で練習するにしても家で練習するにしても、
はずいじゃないですか聴かれたら(;´∀`)
歌を練習したい人にとって障害となる要因は
- 場所
- お金
- 手間
ではないでしょうか。
これらの障害にうまく対処し、
継続していくことが歌の上達には大切です。
私も例外なく練習環境には困ってますが、今まで試した中で最も効果的、
かつ継続性がある最強の練習場所があるのでご紹介します。
その他にもいくつか練習方法と場所について紹介しますので、
自分に合ったやり方、環境を選んで実践すれば、
いつの間にか他の人よりもうまくなっていることでしょう。
もくじ
歌の練習場所として最強なのは・・・車
これがこの記事の結論なんですが、
最もおススメする練習場所は車の中です。
(車持ってない人は目次から先の項目へ飛んでください。
そのほかのパターンを紹介しています)
なぜ車がおすすめなのか、メリットを挙げると
- 騒音が気にならない
走行しながらならなんぼ大声を出しても問題ありません。
窓を閉めていれば他の人に聞かれる心配もありませんし、
窓を開けていたとしてもまあ騒いでるハッピーな奴くらいにしか思われません。
また、走行していなくても、どっかの駐車場に停めて声を出すこともできます。 - 手間がかからない
車のオーディオをかけるだけなので、乗ったらすぐに始めることができます。
外に出かけるために身だしなみを整える必要もありません。
寝巻のままでもいいですし、
パンツを履いていなくてもかまいません。(自己責任でお願いします。) - 継続性がある
カラオケやスタジオに行かなければならないとなると、
どうしてもおっくうになってしまいがちです。
あ~今日はめんどくさいなあ と思った瞬間に、
わざわざそこまで足を運ぶのが面倒になり、続かなくなってしまいます。
歌の練習って、さあやるぞ!ってなった時だけやってもダメなんですよね。
コツコツコツコツ続けないと。まあなんでもそうだと思うんですけど、
生活の一部レベルに自然にやっていけるくらいじゃないと身に付きません。
その点、車なら通勤の途中でできますし、
ちょっと気晴らしにドライブしながらでもできます。
やるぞ!ってなるまでの心理的な壁が実に小さいのです。
逆に、車で練習することのデメリットもいくつかあります。
- ガソリン代がかかる
エンジンをかければまあガソリンは減っていきます。
しかし通勤中に練習するなら、
どのみちエンジンはかけるので気にするほどでもないでしょう。 - そもそも車ない!
というか車持ってねえし。
ええ。今の私も持っていません。
都心部の方は車持っていない方が多いですよね。不要ですから。。 - 不審者と思われる
信号待ちなんかで止まっている時に、
自分の世界に入りすぎていると、
横の車の人が気づいてチラチラ見てくることがあります。
恥じらいを感じなければ問題ないんですが、
私のようなポークビッツにはちょっとつらいかもしれません。 - 座った姿勢でしかできない
立つことができないので、
正しい姿勢で体を使って発声する練習には不向きです。
腹式呼吸ができないわけではないですが、
立った状態で歌うのと感覚が違ってきます。
なので座った状態で鳴れてしまうと、
今度は立った時に歌いづらいということになる恐れがあります。
しかしその分、割り切って声帯のコントロールのみに集中する練習だと
考えれば良いでしょう。
まあデメリットもいくつかあります。
が、何より優先すべきは、
継続できること、集中できる場所であることです。
なのでその点においては、車は最強です。
車で歌練習のやり方
車の移動中を歌の練習時間に充てることは最強です。
場所を選ばず、かなり多くのことがこなせます。
車での練習のやり方を紹介します。
1:呼吸のトレーニング
まず、呼吸のトレーニングがやり放題です。
- ドッグブレス
- ロングブレス
- リップロール
- ペットボトルベコベコ など
車の中なので人目を気にせずできます。
家でドッグブレスハアハア(*´Д`)やって、奥さんにキモがられることもありません。
2:CDに合わせて歌う
これが最も簡単ですね。
CDかけてただ一緒に歌うだけです。
「そんなの普通にやってるよ~」と思うかもしれませんが、
わりと効果あるんですよコレ。
なぜかというと、裏声を使うからです。
小さい声でも裏声でずっと歌ってると、
輪状甲状筋がかなり鍛えられます。
いつも何かしら歌を口ずさんでいる人って、普通に歌ってもわりと上手いですよね。
あれは普段から知らないうちに、輪状甲状筋を鍛えられているからです。
試しに裏声でCDに合わせて5曲くらい歌ってから、
カラオケ行ってみて下さい。きっと驚くと思います。
3:ボイトレ本のメソッドをやる
ボイトレ本に付いているCDに合わせて、発声練習をひたすらやる。
これが一番効果的です。
裏声練習やスケール練習も含まれているので、
総合的にトレーニングできます。
おすすめのボイトレ本は下で紹介します。
車で歌の練習をする際の注意点
車は歌の練習場所としてたいへんすばらしいという話をしましたが、
4点ほど注意点があります。
注意点1:姿勢に気を付ける
車で歌の練習をする際、上のデメリットでも挙げましたが、
座った姿勢でしかできません。
なのでついつい、気づかないうちに姿勢が悪くなってしまいがちです。
姿勢が悪い状態で歌うクセがついてしまうと、
正しい発声と体の使い方が身につきません。
なので、猫背になっていないか、チェックしながら練習してください。
シートの背もたれはなるべく立て、深く座るようにしてください。
注意点2:声量に気を付ける
車の中の狭い空間では、自分の声が大きく聴こえます。
なので、「しっかり声が出ている」と勘違いしがちです。
もちろん、そんなに大きな声量を出す必要が無い練習
――例えば裏声の練習とか、ハミングとか――
なら小声で問題ないです。
しかしボイトレ音源やスケール練習でお手本をなぞって発声する場合などは、
小声でできてもあまり意味がありません。
あくまでもしっかりとした声量が出ている状態で、
お手本のように声が出せないとできている事にはならないのです。
注意点3:喉声にならないようにする
上の注意点2に関連しますが、車の中では喉声でも、
それなりにしっかり声が出ているように聴こえてしまいます。
なので、それに気づかないで続けていると
喉声のクセがついてしまうかもしれません。
そうならないように、腹式呼吸をしっかり意識して
腹から声が出るように気を付けて下さい。
注意点4:エアコンをかけ過ぎない
車内は乾燥します。
特に冷暖房をビンビンに効かせすぎていると、カラッカラになります。
当然ながら、喉が乾燥することは声帯にとって良くないので、
適度に換気しながら練習してください。
水分補給はこまめにすることも意識的にできるとよいでしょう。
車用の加湿器なんかを活用するのもいいと思います。
車で歌の練習をするをするときのおススメボイトレCD
車のオーディオでボイトレ音源を流し、
それに合わせて発声練習をするのがおすすめです。
その際、特におすすめな2つを紹介します。
車ボイトレおススメ教材①—―奇跡のボイストレーニングBOOK(YUBAメソッド全般)
車でというか、独学でボイトレする際におススメのボイトレ本です。
デモCD付きですので、オーディオにかけて一緒にホーホーしてください。
(収録されている練習の中に、裏声でホーホーするものがある)
↓↓↓↓↓画像をクリック
車ボイトレおススメ教材②—―ハリウッドスタイル 実力派ヴォーカリスト養成術
ロジャー・ラブさんの有名なボイトレ本です。
これがきんぱん的には最もおススメです。
CD付きなので、オーディオにかけてグッグしてください。
(収録されている練習の中に、グッグッグという発声がある)
画像をクリック↓↓↓↓↓
歌の練習場所のパターンを紹介
さて、歌を練習する場所で最も良いのが車ですよという話だけで
かなりのボリュームになってしまいました。
ここからは、その他 歌の練習場所としてこんなパターンがあるよーていうのを紹介します。
これから歌をガッツリ練習していきたいぜって人は参考にしてください。
カラオケ屋
これが最もなじみやすい練習場所です。
ここ最近勢いのあるプロのシンガー達も、カラオケで練習を積んだ人は多いです。
カラオケ屋で練習するメリットとしては、
- 音源はいくらでもある
- もちろん、大声出してもいい
- へたっぴでも聴かれる心配がない
- 採点機能で音程などのチェックもできる
こんなところでしょうか。
採点機能に関しては、もちろん点数が取れたら上手いというわけではありませんが、
少なくとも音程が取れているか、ロングトーンが安定しているか
などのチェックにはけっこう使えます。
もちろん、高得点が取れるようになりたいという方は、
そのまま点数をとれるように練習したらいいと思います。
カラオケ屋で練習するデメリットとしては、
- やはり、お金がかかる
- エコーを効かせすぎていると、上手に聴こえてしまうため勘違いしやすい
- 点数ばっかり気にしていると、歌い方にアジがなくなる
- マイクの音量が大きいと、声が出ていると勘違いしやすい
ですね。
中でも、やはりお金がかかるという部分に関してはシビアな問題です。
安いところならヒトカラ1時間で600円ちょっとというところがありますが、
毎日通ったらそれなりになります。
定食1人前と考えれば、まあ安いとも考えられますが、
そこは捉え方次第です。
スタジオ
バンドや楽器演奏には最も適しています。
メリットとしては、
- 防音は申し分ない
- 音響設備がそろっている
- 楽器をレンタルすることも可能(もちろんマイクも)
本格的な練習をするにはやはり最も良い練習場所でしょう。
デメリットですが、
- お金かかる
- 準備とかセッティングがめんどくさい
- ミキサーの使い方とかわからない
- なかなか都合いい時間、タイミングで入れない
といった点です。
カラオケ屋のように、ポッと行ってすぐ入れるわけでもなく(たいていは予約必要)
また手間もかかります。
ミキサーなどの設定は初心者だと厳しいので、
初めは詳しい人に同行してもらうのが良いでしょう。
また料金も、カラオケ屋よりも高めなところが多いです。
なので、毎日使う練習場所としては使いづらいです。
一般的な人なら、多くて週1か2くらいが限度でしょう。
外
公園とか、田んぼとか、高架下とかですかね。
スーパーフライさんなんかは大草原で歌ってたらしいですし。
田舎だったら田んぼとか畑とか無限にありますからね!
メリットは
- もちろん無料!
- かなり声量出さないと声が拡散してしまうので、自然と良い発声になりやすい
- 住宅地でなければ、苦情が来ることはない
デメリット
- もし聴かれたら・・・はずい
- 音響設備は一切無い。音源は自分で用意する必要がある
- 場所を間違えると苦情になる
こんなところです。
いくら空き地とはいえ、今どきどこでも近くに人は住んでいるので
常に誰かに聴かれる可能性はあります。
なので、聴かれても見られても動じない
鋼の心臓を持っている人以外には、少しハードルが高いでしょう。
私のようなポークビッツには無理です。
歌の練習場所・・最終手段は家
そうは言っても、家の外に出て毎日練習というのもなかなか難しい場合も多いでしょう。
そうなるとやはり、家でできる練習というパターンは必要になってきます。
家で歌の練習をするとなると、大きな音を出さなくてもできる練習ということになります。
ほんの一部ですが、いくつか練習方法をご紹介します。
腹式呼吸のトレーニング
ドッグブレス、ロングブレス、1分間支え、4拍子スースーなど
こちらの記事で紹介しています。▼▼▼
ながらハミング
何か家事とかをしながら、お風呂に入りながら
ハミングをします。
スケールでハミングをしてもいいですし、
音楽を流して、それに合わせて鼻歌をうたうのもOKです。
この際、裏声のハミングでやるようにすると、
輪状甲状筋が鍛えられ、高音が出やすくなります。
また鼻腔共鳴もできるようになっていくのでおすすめです。
こちらの記事でくわしく説明しています。▼▼▼
自宅ボイトレで高音が覚醒!3日坊主のサラリーマンが3日で声を変える方法
エッジボイス
よく呪怨ボイスともいわれるやつです。
声帯を閉じて、小さくア~~を発声します。
すると声帯がブツブツ鳴って、「ア”~~~~~」という発声になります。
声帯を閉じる筋肉を鍛えることができます。
裏声バージョンでもやるとなお良いでしょう。
裏声状態でしっかり声帯を閉鎖することができると、
ミックスボイスができるようになります。
CDに合わせて歌う
書いたそのまんまです。
いっしょに歌うだけです。
そんなの練習じゃないじゃ~ん と思われるかもしれませんが、
これけっこう大事です。
なぜかというと、合わせて歌うことで、
その歌手の歌いまわしや抑揚の付け方、表現の仕方が
自然に身に付くからです。
できればある程度音量を出したいところですが、
家なので小声でもかまいません。
それでもけっこう効果あります。
裏声で歌うと、音量も抑えられ、
輪状甲状筋も鍛えられるのでおすすめです。
歌の練習場所 まとめ
さて、今回は歌を練習する場所はどこがいいのか?
というテーマで、それぞれの場所の特徴と練習のしかたを解説してきました。
中でもおすすめは車ですが、
人それぞれの環境と、用途に応じて使い分けると
最も良い成果が得られると考えます。
一応番外編ですが、バイクに乗りながら というのもアリです。
走ってれば自分にだけ声が聞こえますし、
イヤホンで音楽流しながら、合わせて発声するとよいでしょう。
(バイク練習パターンは、私の師匠 てつろう先生もやってたらしいいです)
ただ、どの場所、やり方でやるにしても
いちばん大切なのは継続できることです。
そいう言う意味では、移動しながらできる練習だったり、
家で思い立ったらすぐできるような手軽なものが一番いいのかもしれません。
ぜひ、紹介したいくつかを試して頂き、
あなたの勝ちパターンを見つけてください!
それでは