仕事とか、趣味とか、ブログとか副業とかで、
あなたは本当に集中できているでしょうか?
いざ、「これをやろう!」と心に決めても、
5分後には既にほかのことを考えていたり、
今一つ手に付かない感じはないでしょうか?
これは私もそうなんですが、
- あれこれ不安になってしまう
- ほんとうにやることはコレでいいのか?と迷う
- 別のことの方が重要な気がする
- すぐ他のことが気になる
という思考が出てきてしまい、そうなるとすぐ手が止まってしまうか、
ほんとに今じゃなくてもできる どうでもいいことばかりやってしまったりします。
そして仕事をした気になって、
結局何一つ大事なことが進んでいない。
なぜこうなってしまうのか?
私が教わり実践していることと、
ある考え方によってそれを治すことができます。
この記事を読めば、
- 集中しようと思わなくても集中状態に入る
- 仕事や作業をして、気が付くと数時間経っている
- 達成感と充実感と心地よい疲労感を感じる
- アイディアやインスピレーションが次々に湧いてくる
こんな状態になることができます。
これは私のようなブロガーだけでなく、
仕事をする大人全員に必要なことです。
もくじ
超集中状態「中今を生きる」とはどういうことか?
まず、紹介したい概念は「中今を生きる」ということです。
中今(なかいま)とは、
神道における歴史観の一。時間の永遠の流れのうちに中心点として存在する今。単なる時間的な現在ではなく、神代を継承している今。
うーん、これじゃあ全く意味がわかりませんね。
簡単に言うと、「今、この瞬間」に生きて、過去や未来のことを一切考えていない状態のことです。
過去のことを考えてばかりいると、
怒りとか悔やみとか、ネガティブなことばかり浮かんでこないでしょうか?
そりゃあたまには楽しかったことも浮かんでくるでしょうけど、
それは次第にネガティブな思いでへと変わっていくのが関の山です。
また、未来のことを考えた場合どうなるか。
多くの場合、将来に対する不安とか、怖れや焦りが出てくるのではないでしょうか?
いや、俺は未来に対して希望を考えてるぜ ていう人も、
結局は不満を考えているのと同じになります。
なぜなら、「今」に不満があるから未来はこうでありたい
と思うわけであって・・。
結局、あれやこれや、あれやらなきゃ、これやらなきゃって考えが浮かんでしまい、
今現在の集中力がないというのはこれが原因なのです。
中今の概念を図にするとこんな感じです。
子供が遊んでる時が「中今」
中今の状態を最もよく体現しているのは、
子供が遊んでいる時 と言われています。
思い出してください。
あなたが子供の頃、カブトムシを捕まえたり
ゲームをしたり、野原でサッカーしたりしていた時のこと。
その時って、昨日のお母ちゃんに怒られたこととか、
明日の学校行きたくないな~とか
そんなことは1ミリも考えなかったはずです。
まして、公園で鬼ごっこしている時に、
俺も中学になったら高校受験だよな~なんて考るなんてことは
絶対にありえないでしょう。
そして、将来的に、走るのが速い方が何かと便利だろう。
だから今一生懸命走って逃げるのだ などと
今やってる遊びに理由などつけなかったはずです。
これが、理想的な「中今」の状態。
その時は本気で楽しかったと思います。
それこそ、時間を忘れて楽しんでいた。
私たち大人が、
「何やっても生きがいを感じない」
「心から楽しめることがない」
「心底 没頭できるものが無い」
こんな状態にいつの間にかなったのは、
過去と未来を考えるようになってしまったからです。
「中今」に生きて仕事の集中力を上げる方法とは?
では、どうしたらそのような子供の状態ー中今ーに生きることができるんでしょうか?
私が師匠から教わったことを絡めながら、紹介したいと思います。
断捨離する。余分なモノを持たない
まず、普段から口酸っぱく言われていること
それは、「整えよ」ということです。
整えるとは、余分なモノを手放すこと。
例えば、高校時代に使っていた参考書とか。
1年くらい着ていない服とか。
長い期間にわたって使っていないにも関わらず、
思い出とか、なんかもったいない
という理由で捨てられないもの。
あなたにもあるんじゃないでしょうか?
私にはいっぱいありました。
モノをなかなか捨てられなかったんですよ私。
なんかもったいない、いつか使えるかもしれない という思考です。
しかしこれは、かなり集中力を乱す状態です。
なぜなら、その使わない「モノ」たちが、
過去や未来のことへと意識を縛り付けるからです。
思い出を捨てろ ということではありません。
思い出を消化できていないだけなんですね。
思い出は忘れません。また、忘れてもいいと思います。
モノを手放すことで、過去にケリをつけて、
次に進むことができるんですね。
いつか使えるかもしれない という考えも、
未来の不安に縛られています。
だから、不安になるくらいだったら、手放せばいいんです。
そのように溜め込まれた「モノ」は、存在を忘れていたとしても
自分に影響します。
潜在意識では、それを気がかりにしているからです。
出かける時の荷物も最小限にする
師匠といっしょに事務所でブログ記事作成をしていたときのこと。
師「橋本さん(私)いつもパソコンのコンセント挿してるんですか?」
私「はい、電源切れるの嫌なので)
師「でもけっこうもちますよね?」
私「まあそうですね。でもカフェとか入ってPC開いた時に、
すぐ電池切れるとか嫌なんですよ」
師「電池切れたらどうなりますか?作業終了でいいんじゃないですか?
時間限られてる方が集中できるし。」
私「うーん確かに。でもなんかいっつも挿しちゃいますねえ」
師「それって不安だからですよね?」
私「はうあ!?おっしゃる通りでござるぅぅぅぅ」
そうです、電源が切れたらめんどくさい、作業ができなくなる
という不安からの行動だったのです。
なので、それまではいつも、
ゴチャゴチャとしたコードとか、さらにパソコンにスマホのコードも挿して
ぜんぜんスッキリしない環境で作業してました。
「電源が切れたら・・」と考えるということはつまり、
未来のことを考えている。
「中今」に生きていない状態なんですね。
そのようなゴチャゴチャした状態では、
いろんなことに気を取られ、作業に没頭することができません。
さらに会話は続く
師「スマホもコード挿すんですか?」
私「はい。切れたら嫌なので。」
師「切れたらどうなります?どうにもならないんじゃないですか?」
私「でも連絡がとれなくなります」
師「後で連絡すればいいんじゃないですか?」
私「確かに! 別に何も問題起きないですね。。。」
ということで、出歩く時の荷物も最小にする ということにしました。
あなたもこんな状態になってませんか?
どうせ使わないのに、カバンにやたら荷物が入ってる状態。
使わないノート、充電器、コスメグッズ、何冊もの本・・・
絶対に必要なもの以外は、それだけで気がかりになる。
だから要らないものは持ち歩かないようにしましょう。
やることを絞る
やると決めたことをただ一つだけやりましょう。
マルチタスクなんてもってのほかです。
いくつかのことを同時進行する、
他のことが気になりながら作業する
これだけで、集中力はガタ落ちします。
もちろん、これでは中今の状態になりません。
子供が遊ぶことだけに集中するように、
何のためでもなく、その次にやることでもなく、
ただ今、そのことに集中しましょう。
時間・期限を見える化する
本を読むにしても、何時まで と時間を決めて読むと
一気に集中力が上がります。
その時間までに、アイディアを吸収しなければならない。というふうに
で、その時間になったらキッパリとやめる。
また、中・長期的なものに関しても同じです。
いつまでにこの取り組みを完了させなければならない
ということを決め、紙に書きます。
その期限までは、そのこと一つだけに取り組むように絞るのですね。
目に見えるように書くことで、そこまではこれに集中する
ということが明確に意識づけられます。
今それをやらなかったらどうなるかを考える
もし、そうは言ってもすぐいろいろ手をだしてしまう。
分かってるけど、集中できないから困ってるんだ
というかたもいるかと思います。
その場合は、「今やらなかったら・無かったらどうなるの?」と
問いかけてみて下さい。
たいていのことは、今やらなくてもどうにかなるものです。
後からでもできることが多いです。
もし、早めにやっとかないと不安なことは、
先に片付けちゃいましょう。
そして、やらなくても別にどうにもならない
ということは、やらない。それか後回しでいいでしょう。
たいていは今やらなくてもさほど問題ないことです。
ほんとうに大事な、今やるべきことだけをやるようにしてください。
男女関係においても「中今」は大事
男女関係でうまくいかなくなる理由は、
たいてい
過去への執着 か 相手を疑うこと
です。
過去に相手がしたこと、されたことをぶり返したり
いつまでも根に持っていると関係は悪化しますよね?
また、相手を疑う ということは
未来に対しての不安そのものです。
なので、今ただ相手のことを想う、今 感謝する
こういう中今の状態にいることが大切と考えます。
そのためには、気がかりをなくしてしまう。
例えば、スマホのロックなんて外してしまえばいいんですよ。
ロックするということは、相手に見られたくないものがあるということです。
つまり、何かを隠すということ。
隠すということは、不安の現れ。
不安ということは、今に生きてない状態です。
だったら、不安を無くしてしまえばいいですよ。
元から、隠すものなんて無ければ隠す必要ないんですから。
そういう自分の中の気がかりを消してしまえば、
相手に対してオープンになります。
引け目が無いので、強くなります。
スマホを見られる見られない関係なく、
自分の気がかりを無くしてしまえば、
堂々と相手に接することができます。
結局、自分をかくしてごまかしていることで、
相手との壁が出来上がり、意思の疎通ができなくなっていきますから。
まとめ
今回のまとめです。
仕事や自分の取り組みに集中できない原因
それは「中今」に生きていないことです。
中今に生きるためには、
- 断捨離する
- 余計なモノを持たない
- 期限を決める
- やることを絞る
- スマホのロックを外す
でした。
私は師匠から、上のやりとりのような指摘をされ、
やることとその期限を決めたことで、
めちゃめちゃスッキリして軽くなりました。
今はこれをやればOK と分かれば、
あとはガシガシやるだけですから。
それだけでかなり集中力を活力が湧いてきます。
あなたも試してみてはいかがでしょうか。