【前回までのあらすじ】
友人の結婚式でギター弾き語りをやることになった私(もっくん)。
1か月半後に本番を控え、バレーコードがうまくできなかった私は カポと省略コードを使うことでなんとか弾けるようになる。
しかし 歌とギターを同時にやることが全くできないことが発覚し・・・
第1話:省略コードとカポ ギター初心者が弾き語りを挫折しなかった理由
やっぱりこの歳になってからじゃ、1か月で弾き語りなんて不可能なのかもしれん。
歌もギターも全くできなくなるんだよ。
そんでもって全くコードが覚えられないんだは
やっぱり弾き語りなんて才能なんじゃないか?
もっくんショボすぎれしゅねーー
ギターと歌を同時にやることがどんだけ人間離れした業か思い知るがいい!
もっくんは大事なこと忘れちゃってるれしゅねー
なんだねそれは!
経験浅いのなんて分かりきってるっちゃー(;´Д`)それじゃあやっぱ1か月やそこらでなんか無理っちゅうことなのかえーー(‘Д’)たすけておくんなましーーー
経験浅いくせにめっちゃむずかしいことしようとしてるんだぺーーー
そんなことないぞ?だってコードだってカポで簡単にしてるし、省略コードだって使ってるぜ?
きんぱんが教えてくれたんジャマイカ
もっくん主、貴様 昔何のために野球や受験勉強に打ち込んできたんじゃ?
それと弾き語りに何の関係が!この道化め!
やはり貴様はなにも分かっておらぬようだ。かつての自分ができていたことも忘れるとは笑止!なんと滑稽なことか!
さて、私(もっくん)はカポと省略コードを使うことで、コードを弾けるようになったのも束の間。
歌とギターが全く同時にできない、さらには全くコードを覚えられない
という大問題にぶち当たってしまいました。
そして意味深に笑うきんぱん。
きんぱんが言う、野球と受験勉強 との関係性とは一体なんなのでしょうか!?
もくじ
初心者が歌とギターを同時にできない・コードを覚えられない理由
譜面も、手元も見ないで弾けるでつか?
そういえばバッチリ手元も見てるし
コードを覚えてない時点で、歌うことに意識をもってくことなんて不可能れっしゅ。
おれの頭じゃあコードを暗記することもままならぬという事か!?
まだコードをうろ覚えの状態で、歌までやろうとしてることがまちがいれっしゅ
そのやり方じゃあ覚えられるものも覚えられないでしゅよー
まだまだ指もミスるし
ギターも歌も中途半端なのに、すぐ合わせようとしてしまうのれしゅ。
それと忘れたれしゅか?もっくんはけっこう勉強もできるほうだったじゃないれしゅか
なんてこった。。
そういえば確かに暗記ものは得意だったな。。。受験だって頑張ったし。
あれに比べればコードなんざすぐ覚えられるはずなのに!
もっくんはほんとは、覚えるコツも知ってたはずなんれしゅよ。
そう、これが私がやってしまっていた 間違った練習のしかただったのです。
まだコードも覚えきっていない、弦を押さえることに集中しないと弾けない状態で
さらに歌まで歌おうという 難しいことをしようとしていたわけなんですね。
ギター弾き語りは勉強といっしょ
まずは過去問を解いてみて、分からなかったところを重点的に何度も覚えたな。設問ごとに分けて勉強して、そこだけもう一度テストする。
できたら次にできなかかったところに進んで、最終的に通しで解いてみる感じだ。
かつてやってたやり方すっかり忘れてたぜ。。
そうなんですか!?
すんげえ勉強になります!
私がかつて、大学受験をしたときはこのような勉強の進め方でした。
まずは通して解いてみることで、理解していない部分を明らかにする。
理解していないところが分かったら、そこだけをしっかり理解するまで学習する。
その部分だけをもう一度テストする。できたら次に進む。
最後に通しでテストし、またできなかったところを潰していく。
あとはこの繰り返しで、何パターンもの過去問を解く。
これで一応、こんな私でも 某国立大学に現役で合格することができました。
しかし弾き語りとなると、初めは勉強とは全く別のものと思っており、
非常に効率の悪い練習をしていました。
弾き語りはスポーツとも共通する
もっくん 野球やってたとき、いきなり試合から始めたでつか?
キャッチボールとか基礎的な練習やって、守備練習とバッティング練習と別々にやって、そんでやっとチームの連携ができるんやで。
あ、そういう事やな?
いきなり歌とギターを同時にやるなんて、キャッチボールできないやつがいきなり試合でピッチャーするようなもんでしゅ
スポーツに取り組んだことがある人は多いと思いますが、
弾き語りもその成長プロセスと同じです。
私も大学までずっと野球をやっていたにもかかわらず、なぜか弾き語りになると
その練習プロセスをすっ飛ばしていました 笑
野球でもサッカーでも同じだと思いますが、
いきなり試合なんてしてもダメに決まってますよね?
だいたいどのスポーツでも、いきなり実践はせず
各要素ごとに分解して練習していきますね。
例えば野球なら 大きく分けても
守備・打撃・走塁とあるわけです。
それでも大きすぎるので、もっと細かく分けて練習します。
守備一つにしても ゴロ捕球・フライ捕球・投球 とあります。
ゴロ捕球だったら、それだけをひたすら、ひたすら、ひたすら繰り返します。
そうやって各要素ごとにレベルを上げていき、やっと組み合わせて『野球』が成り立ちます。
ギター弾き語りの練習はどう進めれば良いか?
だからぜんぜんコードも覚えられなかったんだな?
きみたち人間が、同時にこなすことのできる容量は決まってるれしゅね。
テーブルの広さは決まっていて、その上で料理を作るのとパソコン打つのと、人生ゲームを同時にできないのと同じれしゅ。
じゃあ弾き語りは、俺のテーブルの広さでは歌とギターを同時にできないってことか?
テーブルの広さを100%としたら、まだギターに90%、歌に10%使ってる状態れっしゅ。
しかもギターは覚えることじゃなくて、正確に押さえることにほとんどの意識を使っちゃってまつ。
繰り返しやっていくと、90%の意識を使っていたものが 70%、50%、30%ってだんだん少ない意識でできるようになるのれしゅよ
じゃあ、歌とギターを合わせるのはまだぜんぜん早ええってことか。。。
ギターはほとんど意識の容量を使わなくてもいいくらいにならないとだめれしゅ。
しょれが体で覚えるとゆーことれーーっしゅ
そうなんです、私がなかなかコードを覚えられない、合わせようとすると歌もギターも全くできなくなるのは
これが原因だったのです。
では練習はどう進めればいいのか?
それは もう完全に 別々に練習する です。
私の場合は(というかほとんどの初心者は)
とにかくまず、ギターが完璧に弾けるようになるのが先です。
(完璧 というと誤解が生じますが、プロレベルという意味の完璧ではありません。
自分の中で ほとんど意識しなくても1曲通して弾けるくらいまで という意味です)
ということで、これが分かってからはとにかくひたすら
ギターのみを弾き続けました。
それこそ、会話しながらでも弾けるくらいまででです。
僕なんかもよく、しゃべりながらとかテレビ見ながら流して弾いてました。
あえて意識しないで弾くことで、自然な動きとして定着してきます。
じゃあちょと、僕としゃべりながらてきとうにポロンポロン弾いてみましょう。
最近うまいラーメン食べました?
ポロンカスっカスっ
いや、最近は カスっ ポロン
あ!あそこのラーメン初めて行ったんすよ!
あれ?いつの間にか弾いてねえや 笑
まずはとにかくギターだけを何回も弾こう
ということでそこからは2週間ほど、
歌は封印してギターのみを毎日弾き続けました。
やっているうちに、コード進行もすぐ暗譜できました。
なので、初心者でなかなかうまく 歌とギターを合わせられない という方は
とにかくまずはギターを完全にしてみてください。
指が勝手に動いてくれるくらいになって初めて、
鼻歌を歌う余裕が出てきます。
逆にそこまでいけば、とても簡単に感じれるようになると思います。
ようになってきたれしゅね。
ピックだとどうも狙った弦に当たってくれないんだよ。。。
しかもジャカ弾きするところでピックズレるしなあ。うーんどうしよ。。。
次回、第3の壁 『ピック弾きが苦手なことが判明!?』の巻
コメントを残す