どもきん。(どうも、きんぱんです)
私、こないだ会社を辞めてしまったわけですが
それで感じたことがありまして。
それは「やっぱ声帯閉鎖の練習て大事なんだね」
てことです。
なぜそう思うかというと、
カラオケで歌ってみたら、めっちゃ声が弱くなってたんですよ。
- 芯がない
- 響きがない
- なんか苦しい
- マイク乗り悪い
- 余計な力入る
こんな感じになってたんですね。
これって声帯閉鎖ができていない症状なんですが、
なんでこうなったかというと、
しばらく誰とも会話してない
からです!
引きこもりではないですよ!
ちゃんと外出て作業してますが、会社行ってた頃に比べると、
圧倒的に声を出す機会が減りました。
たぶんこのせいだと思うのです。
声を出してないと、やっぱり閉鎖力が弱くなるみたいですね。
ということで、初めて声帯閉鎖の練習が大事だってことに気付いたので
そのことをシェアしたいと思います。
- 歌における声帯閉鎖とは何か
- 声帯閉鎖ができていないとどうなる?
- 声帯閉鎖ができるとどんなメリットがある?
- 声帯閉鎖のやり方・トレーニング方法
- 家でも簡単にできる練習は?
この内容でお話していきまっせ!
もくじ
声帯閉鎖とは何か?
まず、声帯がどうなってるかを知る必要があるのでこれを見てください。
声帯が閉じていることを確認するには、
口を開けてはーーっと息を吐き、
口を開けたまま息を止めてください。
その状態が声帯閉鎖した状態です。
声を出す時は図の右の状態、声帯が閉じ、
それによって声帯が振動し、声が出ます。
声帯閉鎖の強さはコントロールすることができ、
弱いがかすかに閉じた状態はファルセット
しっかり声帯が閉じた状態は話し声や通常の歌声
強く閉鎖しすぎると喉締め声かガナリ声になります。
ミドルボイスなどで高音を発声する際も、
しっかり声帯閉鎖することが必要になります。
声帯閉鎖が弱いとどうなるか?
久しぶりに声を出してみると、とにかくぜんぜん声が出ません。
声帯閉鎖がうまくできていない人の参考にもなると思うので、
わが身に起きた症状を解説します。
声量が出ない
なんか力が抜けるというか、
歌う時って完全に脱力するわけじゃなくて、
適度に力が入るもんなんですよ。
なんですけど、それがなんかぜんぜん力が入らない感じ。
風邪ひいて寝込んだ後に、なんか足腰が弱っているみたいのが
声帯に起きている感覚なんですね。
なので力が抜けちゃって、声量がでません。
声に芯がない
やっぱり、うまく声帯が閉鎖していないせいか
声がスカスカするんですね。
なのでマイク乗りも悪い感じです。
息漏れも多くなり、ロングトーンが安定しないです。
なんか苦しい
んで、無理に声帯を閉じようとすると、
今度は余分な力が入ってしまって
苦しいんですよ。
声も詰まって、喉が締まるかんじです。
響きがない
いつもはmid2Fあたりで良い感じに強く響くんですが、
それが鳴らないんですよ。
このあたりの音階は私に合っているらしく、
調子が良いとかなり共鳴が強く鳴る高さで、
出してて心地よいんです。
ですが程よい閉じ加減にならず、
ぜんぜん声帯が鳴らない状態になってしまいました。
コントロールが効かない
歌の中で、声帯の閉じ具合をコントロールして
音色を変えたりするんですが、
そのコントロールができなくなります。
高音部分も、程よい力で声帯を閉じて鳴らすんですが、
それができず、
閉鎖が強すぎて喉が締まったり、
弱すぎて息漏れしたりするようになってしまいました。
声帯閉鎖筋が鍛えられてないとこんな状態が起きます。
普段こんな症状がみられる方は、今から紹介する
声帯閉鎖の練習をやってみると良いでしょう。
声帯閉鎖を鍛えるメリット
声帯閉鎖を鍛えると、具体的にどんなことができるようになるんでしょうか?
声帯閉鎖を操れるようになった時のメリットを挙げてみます。
声にツヤが出る
声帯を強く閉じる力だけでなく、適切な力で閉じるコントロールができるようになります。
適切な力で声帯閉鎖ができれば、声に芯ができて、ツヤのある声になります。
声帯閉鎖ができていれば息が漏れず、効率よく声帯が振動するためです。
声帯の振動数が細かく多ければ、ツヤのある声になります。
声のツヤについてはこちらでも解説してます。
↓↓↓↓↓
艶(つや)のある声とは何か?そして声の艶の出し方は?
声量が出るようになる
声は、声帯が振動することによって出ます。
なので、声帯がしっかりと振動すれば、声量も出やすくなるわけです。
そのためには声帯閉鎖がしっかりできていて、息が100%声に変換されている必要があります。
ロングトーンが安定する
声帯閉鎖がしっかりできていれば、息もれがなくなります。
すると息が長く持つようになります。
息が長持ちすれば呼吸が安定するため、無駄なブレスも減らせるし、ロングトーンも安定するようになります。
高音が出しやすくなる
声帯閉鎖ができればイコール高音が出る というわけではありませんが、高音を出すために必要な条件の一つです。
ミックスボイスができるためには、ミドルボイス音域(換声点の付近)での声帯閉鎖のコントロールが必要です。
裏声を出している状態で、声帯を閉じる力のバランスを適切に保った状態が、ミックスボイスだからです。
なので、高音を発声するミックスボイスには、声帯閉鎖の力のコントロールが必須と言えます。
声にいろんなニュアンスがつけられる
声帯閉鎖の力加減を変えることで、色々な音色の声を出すことができます。
しっかり声帯閉鎖すれば強く芯のある声になるし、
弱く閉鎖すればハスキーボイスやウィスパーボイスにもなります。
わざとかすれさせたり、がならせることもできます。
これをいろんな音域でやることによって、表現豊かな歌にすることができます。
声帯閉鎖のやり方・トレーニング方法
上で書いたように、声帯閉鎖はその力が強ければいい
というものではありません。
閉鎖具合を自在にコントロールできないといけないのです。
声帯閉鎖の練習をしておけば、コントロールする技術も
身に付きます。
エッジボイス
これは定番です。
というか、他はみんなこれの応用になるので
声帯閉鎖の練習はこれだけと言ってもいいでしょう。
呪怨ボイスともいわれますが、
低い声で「ア”ア”ア”ア”ア”」と発声するものです。
声帯がブツブツという音が鳴るように声を出してください。
小さい声でいいので、声帯に負担をかけずにできます。
慣れたら、裏声バージョンでもエッジボイスをやってみましょう。
(※以前書いた記事では、私エッジボイスを否定しています。が認識が変わりました)
歌がうまくならない人の特徴ー間違いだらけの練習法
このエッジボイスの練習は、吐く息の量が多すぎたり
少なすぎたりすると、うまい具合に
「ブツブツ」鳴らないので、
息のコントロールの練習にもなります。
「支え」がしっかりできていないとうまくできません。
支えの記事はこちら
▼▼▼▼
ボイトレにおける「支え」とは何か?カラオケ上達イミフ用語集
チェストボイスでスケール練習
これは俺流ですが、しっかりとチェストボイスを鳴らすことも
大事と考えています。
まずチェストボイスは声帯閉鎖がちゃんとできていないと
だせませんからね。
しっかりと胸が振動するように、
しっかりと大きな声でスケール練習をします。
ある程度大きな声を出さないと、なかなか響いてくれません。
はじめは声がガサガサしたり、閉鎖具合がうまく調整できないと思いますが、
何回かやってるとバランスのいい閉鎖具合が見つかってきます。
息漏れのない裏声でスケール練習
今度は息漏れの無い裏声でスケール練習を行います。
チェストボイスでのスケール練習は地声でしたが、
裏声でもしっかり声帯を閉鎖できることは
ヘッドボイス・ミドルボイスを出す上で非常に重要になってきます。
これも慣れないうちは、声がひっくり返ったり
震えたりすると思います。
支えで息の量をコントロールしながら、
芯のある裏声が出るように練習してみましょう。
こちらの記事も参考に▼▼▼▼
自宅ボイトレで高音が覚醒!3日坊主のサラリーマンが3日で声を変える方法
今すぐできる声帯閉鎖の練習
わざわざまとまった練習時間を取れなくても、
普段の生活のちょっとしたスキで声帯閉鎖は鍛えられます。
普段の会話で声帯閉鎖を意識する
しゃべる時に閉鎖が弱く、息漏れした話し方をするクセがついていると、
歌う時にうまく閉鎖がコントロールできません。
なので、普段の会話から、しっかり声帯閉鎖をして
芯のある声を出すように意識しましょう。
話声もしっかりして説得力が増しますし、
自信のある印象にすることもできます。
たまには大きい声を出す
大人になると、大きい声を出すという機会がほぼありません。
なのでどんどん、声は退化していきます。
まあこれをできる人は環境が限られてますが、
歌にとって大きい声が出せる筋肉は大切です。
今すぐできる というわけではないですが、
なるべくなら大きめの声はたまにだしたいものです。
朝、支度しながらエッジボイスする
着替えたりなんやかんや、朝の支度をしながら
てきとうにエッジボイスやってるだけでも
けっこう効果あります。
朝、声帯があったまるくらいまでエッジボイスをやると、
その日一日 声がかなり出やすくなったりします。
喉の筋肉と声帯を起こす感じですね。
この状態で歌うと、声にツヤが出ます。
声帯閉鎖の練習はやっぱり大切:まとめ
さて、私が「声帯閉鎖の練習ってやっぱ必要なんだな~」と思った理由と
練習方法というおはなしでした。
おさらいすると、
声帯閉鎖ができていないと
- 声量が出ない
- 声に芯がなくなる
- 声がくるしい
- 響かなくなる
- コントロールが効かなくなる
こんな症状になります。
声帯閉鎖を鍛える練習方法は、
- エッジボイス
- チェストボイスでスケール練習
- 息漏れの無い裏声でスケール練習
- 普段の会話で声帯閉鎖を意識する
- たまに大きな声を出す
- 朝支度しながらエッジボイスをやる
以上でした。
今さらながら、声帯閉鎖の重要性が分かりました。
参考にして頂いて、ツヤのある良い声になっていきましょう。
追伸:
生活しながらもボイトレすることができます。
そして、社会人でありながら休日はミュージシャンとして活動する、なんてことも可能になります。
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