今回は、楽曲制作をする上で欠かせないDTMというものについて説明していきたいと思います。
初めて聞く方もいるかもしれませんが、
DTMとは、
デスクトップミュージックの略です。
ざっくり言うと、PCを使って音楽を作る事ですね。
最近では、タブレットやスマホでも同じように楽曲制作が出来るようになっていて、
そちらも合わせてDTMと呼ぶ事が多いです。
音楽制作の場ではDTMで作業を進めて行く事が大半です。
勿論バンド編成などで、スタジオに入って作って行く事もありますが、
個人的にはPCを使って制作する事をオススメします。
オススメするポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
もくじ
DTMを使った楽曲制作のメリット
保存が簡単
あまり馴染みがないかも知れませんが、
少し前は誰でもPCを持っているような環境では無かったため、
MTR(マルチトラックレコーダー)と言われる、カセットやMDに作ったデータを入力、保存していく事が多くありました。
今でも、たまにMTRを使って作業している方もいますが、
保存したデータの検索スピードや、視認性は格段にDTMに軍配があがります。
PCの場合、外付けのHDDを接続したりする事で、無限に保存しておける事もメリットの1つです。
作った曲のジャンル毎や、テンポ毎にフォルダ分けしておく事も出来るので、
作った曲がどこに行ったか分からないなんて言う事も無くなります。
音を視覚的にとらえる事が出来る。
これは賛否両論分かれるところかもしれませんが,
DTMではMIDIデータというものを入力していく際に、実際の音がどういう並びになっているのかを、音だけではなく視覚的に確認しながら作業を進める事が出来ます。
元々、ピアノをやっていた人や、聴覚トレーニングなどをしていた経験がある人であれば、耳でしっかり確認する事が出来るのですが、
初心者の方がそこから始めるにはなかなかハードルが高いです。
合っている部分はいいのですが、
作業を進めていて、何か濁っている部分があるなと思った時に、いきなり耳でここが違うと判断するのはかなり難しいんです。
そんな時に、実際の音が記号のように表示されて確認できるというのは、やり始めの頃には特に重宝するポイントの1つであったりします。
データのやり取りが用意に出来る。
色々な楽器の経験がある方もいますが、
大体、歌と1つの楽器。もしくは全く楽器が出来ない方が多くいると思います。
そういった方が勉強を重ね、DTMで曲を作っていく時に、
どこかのタイミングで必ず訪れるのが、
生楽器で演奏して欲しい。
という事です。
自分がリアルタイムで楽器を演奏出来なくても曲が作れるのがDTMのメリットではありますが、
作っていくうちに段々と、実際の演奏に差し替えてみたいという興味が生まれてきます。
例えば、ピアニストに自分が作った曲の伴奏を弾いて欲しいと思ったとします。
それをお願いする時は、ピアノ以外の楽器は自分でPCに打ち込みます。
そのデータをピアニストの方に送る事で、ピアニストはそれに合わせて伴奏を録音する事が出来るようになるんです。
もちろん他の楽器でも同じように出来ます。
そして録音してもらったピアノのデータを、自分のPCにコピーする事で、実際にピアニストが演奏したデータを使って楽曲を仕上げる事が出来るようになります。
相手が遠方の場合や、実際に顔を合わせる時間がないような時にも円滑に作業を進められるようになります。
実際、私も作曲家の方とお会いした事がなく、メールとデータのやり取りのみで曲を仕上げたりするように経験もありました。
まだまだ1回では紹介しきれないくらい、DTMノメリットは沢山あります。
次回はもう少し掘り下げて、楽曲制作以外にもDTMのメリットとなる部分を紹介していきたいと思います。
以上、【DTMってなんですか?】でした。
次回は【上達スピード急上昇!!DTM活用方法】
です。
お楽しみに。