こんにちは
ビジネスマンのための休日ミュージシャン育成トレーナーの織沢てつろうです。
前回の記事でStudio OneでMP3を使用する方法を紹介しました。
今回からは、いよいよStudio Oneの操作方法を解説していきたいと思います。
もくじ
セッション作成
まずStudio Oneを起動してください。
※左側の白い部分は、制作データの履歴の部分なので削除しています。初回起動時は、黒バックに何も表示されていない状態です。
そこから左上の新規ソングを作成をクリックします。
1曲毎のデータの総称をセッションデータと言います。
そのセッションデータの中に歌や楽器のデータが入っているような形です。
今後、セッションデータと表記した時は、1曲を総括したファイルの事だと思ってください。
ソング設定
新規ソングを作成をクリックすると、この画面が表示されます。
この画面ではセッションデータの詳細を決めていきます。
PrimeとArtistで表記が違う部分があると思うのですが、
左上の空のソングを選択。
右上のソングタイトルに任意のタイトルを入力(最初はtestなどでいいと思います。)
ソングタイトルのすぐ下にある部分が、セッションデータの保存先になるので、外部HDDに保存したい方や、PCのなかで保存しておく場所が既に決まっている人は右側の【…】をクリックして任意の保存先を決定してください。
そこから下のサンプルレート、解像度などの部分は初期設定のままで大丈夫です。
トラックの作成
次に実際レコーディング、打ち込みをしていくトラックを作成していきます。
トラックにはいくつか種類があります。
オーディオトラック
オーディオトラックというのは、いわゆる生の音声や実際の楽器を演奏した音声データだと思ってください。
自分が実際に歌っているデータや、ギターを弾いているデータを入力したい時はこのオーディオトラックに入力していきます。
インストゥルメントトラック
インストゥルメントトラックというのは、いわゆるMIDIデータを入力する為のトラックです。
ソフト音源などを使って、ピアノなどを打ち込んでいく際は、実際に鳴っている音が録音されているわけではなく、
そのソフトのこの音を鳴らしてくださいという信号を入力していきます。
MIDIデータには音声情報は入っていないので注意しましょう。
トラック作成
Studio Oneの上部メニューから、トラックを選択します。
このようなミニメニューが表示されます。
そこから追加したいトラックの項目をクリックします。
オーディオトラック(モノ)
オーディオトラックのモノ、ステレオのステレオに関しては、
簡単に言うと回線が1つなのか、2つなのかで選択します。
例えばボーカルのトラックを作りたい場合、マイクは基本的に1つですよね。という事はモノラルトラックを作成するという形です。
あと良く使うものとしては、アコースティックギターにマイクを立てて録音する時です。
仮にマイクを2本立てて録音する場合も、各マイクを別々に録音しておいた方が後で編集しやすいのでモノラルトラックで問題ないかと思います。
オーディオトラック(ステレオ)
ステレオのトラックを使用するのは、LとRのチャンネルがあるものを録音する際に使用します。
例えばピアノの生演奏(MIDIの打ち込みではありません。)
1番よく使用する事になるのは、CDなどのデータを取り込む場合です。
イヤホンで音楽を聞く時を想像してもらうと分かりやすいかと思うんですが、
イヤホンは両耳につけて聞きますよね。スピーカーも特殊なものを除いてLとRの2つ設定されているかと思います。
インストゥルメントトラック
これは、先ほど説明した通りで実際の音声データではなく、MIDI信号を入力していくトラックです。
このトラックにMIDIデータを打ち込み、ソフト音源を割り当ててその音源を鳴らします。
よく使うのはこの3つのトラックです。
他にも、作業を進めていると必要になってくるトラックはあるのですが、まずこの3つのトラックの役割を把握しておけば問題なく進められるかと思います。
トラック作成画面
トラックを追加をクリックするとこのような画面になります。
そこに任意の名前、例えば歌のデータであれば
名前をvocal
タイプはオーディオ
フォーマットをモノにしてOKをクリックするとトラックが追加されます。
オーディオトラック(モノ)を追加をクリックすると、この設定は自動で行われてトラックが作成されます。
その場合トラックと書かれている部分をダブルクリックすると、名前を変更する事が出来ます。
トラックが増えてくると、どのトラックに何が入っているのか分からなくなってしまうので、必ず名前をつけておきましょう。
トラックを作成するとこのような画面になります。
トラック名の横にある、波形のマークがオーディオトラック、ピアノのマークがインストゥルメントトラックです。
新しい曲を制作する時や、練習の際にデータを取り込む時など、これから何度もやる作業なので、その都度調べなくてもいいように、
この行程は覚えておきましょう。
以上、【トラックの作成方法(Studio one)】でした。
次回は【CD、音声データの取り込み方法(Studio one)】です。
お楽しみに!