どうもきんぱんです。
あなたは歌う時、Aメロ と サビ どっちが難しいと感じますか?
ふつうは、サビの方が難しいという人が多いと思います。
なぜなら、最もキーが高い部分だし、声量もいるし、迫力もいるし、一番大切なパート
だから。
と思う人が多いでしょう。
しかし、プロとか上級者に言わせると、
Aメロの方が難しい
のだそう。
なぜでしょう?音程も高くないことが多いし、
メロディに大きな起伏があったりもしないし・・。
「うっはっ 俺Aメロラクショーだわwwプロよりウマいんじゃね?www」
と思ったあなた!残念!
この記事では、
- なぜプロはAメロの方が難しいと言うのか?
- メロ部分はなぜ大切なのか?
の話をします。
もくじ
なぜ、「メロよりサビが難しい」ではダメなのか?
多くの人が、曲はサビが最も難しい と思う理由は以下のようなものです。
- 曲中で最も高音を使うから
- 曲中で最も激しいメロディだから
- 大きな声量を出さないといけないから
- 最も歌いたい部分だから
- 最も知られた部分だから、サビさえミスしなければいい
- いちばん印象に残る部分だから
といったことです。
確かに、サビがいちばん盛り上がる部分ですし、
歌にとって大切なところであることに間違いありません。
しかし、メロよりサビが難しいと感じているということは
歌のレベルがまだ低い可能性が高いということです。
それはなぜか?
そもそも 音域がその人に合っていない
もしくは、発声自体に難がある
可能性が高いからです。
つまり、
「最も高いところだから難しい」
これは 高音が無理なく発声できていない
ということです。
他に考えられる問題点は
- 激しいメロディに対応する、喉と呼吸のコントロールができていない
- 効率よく声量を出せていない
- サビが一番重要な部分 という認識が間違い
ということです。
つまり、発声とか呼吸とか、基礎部分に問題やスキル不足がある場合に
サビが難しいと感じてしまうということです。
発声自体のレベルが達していないので、
表現力とか感情込めるとか、
そいうった話以前の問題ですよ という話なのですな。
プロはなぜAメロが難しいと言うのか?
もちろん、サビが簡単というわけではありませんが、
Aメロよりは細かい技術を使わなくていいことが多いです。
というのも、サビは比較的ストレートで単純な構成が多いからです。
高音で、バーンとロングトーン出すとかね。
ふつうに歌うだけでも、メロディ自体がキャッチ―に作られているので、
それほど工夫しなくても印象的になりやすいのです。
要は、細かいことを考える必要がない。
いっぽう、Aメロ・Bメロは単調なことが多いです。
メロディに起伏も少ないので、
ふつうに歌うだけでは 『つまらない』のです。
ここに、プロとアマチュアの着眼点の違いがあります。
プロがAメロを難しいと言う理由は以下のようなものです。
- メロディに特徴が少ないので、歌いまわしや技術で工夫する必要がある
- 伴奏の音量が小さい分、繊細な技術が試される
- Aメロの入りは、曲の印象を決めてしまう。初めの部分が最も大切
- 持ってる引き出しをどう使って、ファンを楽しませるか
こういうところなんですね。
大勢の人前で歌うのが仕事だからこそ、
こういう着眼点になるのかもしれません。
ファンの気持ちをつかむのは、歌い出しの第一声で決まる ということなんですね。
確かに、歌い出しで粗が目立ってしまったら、それだけで
「あ、大したことないな」
て思われてしまいますもんね。こわいこわい
歌に対する着眼点を変えよう
では、サビが一番大切 と考えるアマチュアから
着眼点を変えて一歩先へ進みましょう。
まずは、サビが気持ちよく歌えて当たり前
というレベルになりましょう。
高音に不安がある場合は、キーを下げて自分に合ったキーにしてしまいましょう。
もちろん、今よりも自信を持って使える音域を広げることは
とっても大切になりますが、
歌はそれだけじゃないですからね。
さっさとラクに歌えるキーにして、
メロの繊細な表現を練習したほうが、
トータルの歌としては上達します。
Aメロを表現する引き出しを増やす
Aメロは曲の印象を決める最も大事な部分です。
本当にうまい人の歌は、Aメロどころか
最初の第一声だけで引き込まれます。
もう、「あー」だけでモノが違うのがわかっちゃうんですよね。
これとか
久保田氏のはこれに限ったことじゃないんですがね。。
Aメロを表現するのに、いろんなネタはありますし
私もそんなに引き出しがあるわけでもありませんが、
(そして知ってても使えないものもたくさん)
例えばこの動画のテイクだったらどんな技が使われてるのか
私が確認できる範囲で出すと、、
- フェイク
歌い出しの前にタララーラアみたいの - こぶし
にちよーびぃいぃのよるはー のぃいぃのとこで細かい揺れ - 短く切る
だーい・た・ま・ま と切ってハネた感じを出す - タメ
だいぶタメたリズムになってる - 子音のアクセント
全般的に英語っぽい子音 - ビブラート
随所随所で深いビブ
など。
Aメロで私が気づくだけでもかなりのギミック満載です。
すごい。
TiAmoは難しいですが、Aメロだけで本家よりも上回ってみせるあたりやばいですな。
これがAメロの大事さです。
この調子で歌い出して、「サビは一体どうなる!?」と期待させられますよね。
当然サビもすごいわけですが。。
まとめ
さて、プロがサビよりメロのが難しいと言う理由がお分かり頂けたでしょうか?
Aメロが難しい理由をおさらいすると
- メロディに特徴が少ないので、歌いまわしや技術で工夫する必要がある
- 伴奏の音量が小さい分、繊細な技術が試される
- Aメロの入りは、曲の印象を決めてしまう。初めの部分が最も大切
- 持ってる引き出しをどう使って、ファンを楽しませるか
ということでした。
逆に言えば、これらのことを気にしてAメロに重点を置けば
聴く人にいい印象を与えられる
ということです。
歌い出しは初対面のあいさつみたいなもんですからね、
第一印象でその人のほとんどの評価が決まってしまいます。
それも無意識に。
なので、Aメロを大事に歌っていきましょー
それでは!