んどうもきんぱんですω
今日は「カラオケで声が裏返るんだけどどうしたらいいの?」
という話をします。
歌っててイイとこで裏返っちゃうと、
「やべッ!ミスった!」
「ハズい!」
てなってテンション下がりますね↷
そしてたぶん聴いてる人にもバレてるんで、「あ、今ミスったよね~」と思われるのがなんとも嫌な現象です。
私自身、カラオケで喉が温まってなかったりすると、普通に裏返ることはあるんですが、原因が分かりました。
これは私の場合はなんですが、気づいたこと、これが大事だな~と思うことがあるので
シェアさせて頂きますね。
この記事では、
- なぜ声が裏返るのか?
- 日々のトレーニングとかなしにすぐできる裏返り対策
- 参考例:「I LOVE YOU クリス・ハート」
を書いていきます。
もくじ
カラオケで声が裏返る原因
私が最近気づいた、声が裏返る原因は、
「どの部分で どの声を使うのか 決めてない」
ということです。
例えばはじめっから、全部地声って分かりきってる曲だったらあんまり裏返ることってないと思います。
私の場合ですが、「千の風になって」とか歌うときに裏返ったりしないです。
(最高音 mid2F 実はソコソコ高い)
また、「もののけ姫」の場合も声は裏返りません。
というか、裏返るというか 表返る ですかね。
もののけ姫の場合は、全部ヘッドボイスなので、要するに全部裏声です。
この場合逆に、地声にする部分が無いので 裏声から表声(地声)にひっくり返るということがありません。
つまり、地声でいくのか、裏声でいくのか 迷わなければ 裏返らない
ということなんです!
超大事なのでもう一回言います。
地声でいくのか、裏声でいくのか 迷わなければ 裏返らない
逆に、裏返りやすい曲とはどんな曲でしょう?
例えば、クリス・ハートとか
三代目、EXILE、スピッツ 平井堅とかこの辺でしょうか。
裏返りやすい曲の特徴は、地声か裏声か微妙なところの音域 要はミックスボイス多用の曲です。
また、はっきりと裏声と分かる部分でも、地声との切り替えが細かかったり頻繁だったりして難しいです。
この人たちが、全部はっきりと地声!と分かるように歌っててくれれば、カラオケで歌う方もおそらく裏返りにくいと思います。
問題はこの人たちが、非常に柔らかいミックスボイスであったりだとか、絶妙に裏声を使いこなしているため、かなり繊細な声帯のコントロールが必要になることなのです。
そこで、ウラなのかオモテなのか、迷いがあることで中途半端になり、ヘロヘロっと裏返るという現象が起きるのです。
カラオケで声が裏返らないようにする方法 step1
ということなので、最も手っ取り早く 声が裏返らないようにする方法は、
曲中の部分部分で 使う声を はっきり決める
ということです。
厳密に言えば、地声でもいろいろ種類があるし、裏声でもいろいろ種類があります。
なので本気でいくなら、細かく分類する必要があるでしょう。
例えば 地声でも
- チェストボイス
- 地声の頭声
- 息を漏らした地声
- 裏声寄りの地声
- 地声よりのミックスボイス
とか何種類もあるわけです。
また裏声も
- ファルセット
- ヘッドボイス
- 裏声寄りのミックスボイス
とかいろいろあります。
(ミックスボイスについては解釈の問題もあり、地声・裏声の分類が難しいですが ここでその議論はしません)
なので、ほんとはここまでどの声を使うのか決める必要がありますが、いちいちたいへんなので
ざっくり 地声・裏声 の分け方で一旦は問題無いでしょう。
なので、まずは曲を聴いて、本人歌唱では どこで地声 どこで裏声 になっているか確認します。
また、自分の音域とイマイチ合ってない場合、自分の音域に合わせて決めるのも一つの手です。
よく、「裏声に逃げる」という言い方がありますが、私はあんまり好きじゃないですね。
というのは、別に逃げてるわけじゃないかんね!ってことですからね。
むしろ、ちゃんと自分の音域に合わせて、無理なく計画できてる方が 上手だな~って思いますね。
聴いてて聞き苦しくもないですし。
逆に、ココは本人が地声だから、地声じゃないといけないんだぜ!って無理するのはあまり健康的でないと言えます。(私は正直こっちタイプだけどな)
ということで、まずは よく聴いてはっきり確認しましょう。
カラオケで声が裏返らないようにする方法 step2
曲のどの部分で 地声なのか 裏声なのか はっきりして 使う声を決めたら 実際に歌ってみます。
使う声を歌のどこで切り替えていくかは、あいまいだとダメです。
どの文字からどの文字までが裏声なのか まではっきり決めないといけません。
要するに 次のステップは 部分で使う声をちゃんと覚える ことです。
実際歌ってみると、覚えがあいまいなのに気が付くと思います。
例えば、「あいしてる」というフレーズで赤文字が裏声として
「あいしてる」なのか「あいしてる」なのか
ココがあいまいなだけで 変に裏返ったりしてしまいます。
なのでココまではっきり覚えて下さい。
覚えたら、後は おもいっきりよくやるだけです。
迷わなければ裏返りません。
カラオケで声が裏返らないようにする方法 step3
なかなか覚えられない場合・もしくはどうしてもうまくいかないフレーズがある場合。
そういう時は、そのワンフレーズだけ切り取って 何度か繰り返し練習します。
1曲を通しで歌いながら覚えるのは なかなか効率が悪いです。
で、別に毎回カラオケを流してリピートしなくてもいいです。
要は、地声を裏声の切り替えをスムーズにする目的なので 10回くらい その場で口ずさめばできるでしょう。
それが出来たら、またオケを流して歌ってみます。
また失敗したら、もう一度同じ個所を切り取って練習します。
単純ですが、これは大事です。
ぶっちゃけ、「マリカー」のタイムトライアルとそう変わらないですね。
あれってほとんど、このカーブ曲がったら次はこう、次はこう ってパターンで指に覚え込ますじゃないですか。
あれが声帯になっただけの話なので、必ずだれでもできるようになるんですね。
カラオケで声が裏返らないようにする方法 step4
というかそもそも、地声と裏声の切り替えがうまくできない場合の練習のしかたです。
一旦曲からは離れて、発声練習だけします。
- 「ア―― ホ―― 」
アーが地声 ホ―― を息漏れの裏声(ファルセット)で発声します。
で、「アーホーアーホー」と繰り返します。
地声のところはしっかり息漏れがないように、ホーのことはしっかり息もらしでやってください。 - 音階の途中から裏声にする
「ドレミファソラシド」の音階を「ララララララララ~」で発声します。
で、決めた音階 例えば 「ソ」より上は裏声にする と決めて発声します。
「ララララララララ」ですね。(赤が裏声) - 裏声にする音階を変えてみる
上のパターンを変えていきます。
例えば
「ララララララララ」
これが自由に変えられれば 裏声のコントロールは上手くなります。音階は下から上に行くパターンと
上から下に行くパターン両方やってください。(上から下の方が難しいです) - ここまでの練習を「ヘッドボイス」でもやってみる
3までの進化版として、「ララララ」でファルセットにしたところを
ヘッドボイス(息漏れの無い裏声)でもやって、見て下さい。
これはなかなか難しいです。
これが自由自在にできると 歌でも相当使えます。
裏声を強くする方法はコチラでも解説しています。
▼▼▼▼
歌うとき裏声が弱いのはなぜか?プロがやってて素人がやってないこと
声が裏返らない対策 参考例
参考例として、クリス・ハートのI LOVE YOUの歌詞で 使う声歌詞カードを作ってみたいと思います。
非常にビミョーなんですが、一応色分けとしては
- 黒 =地声(ミックスボイスという言い方もできるが、声を裏返してない部分のこと)
- 赤 =裏声(ファルセットぽい部分)
- 青 =裏声だけど地声に寄せている
正直、赤も青も裏声なんですが、息漏れはどちらも少なめです。
わざわざ赤と青分ける必要もないと思われますが、青のほうが若干 芯を持たせて地声に寄せている。
I LOVE YOU 作詞:H.U.B ・坂詰美紗子 歌:クリス・ハート
ねぇ 君はなぜ 哀しそうに
うつむくの?
まぶしいほど 青い空 なのに
いつからだろう?
君と手を つないでも
ギュッとにぎりかえしては
くれないんだね
何を言えたなら
あの日に帰れるの?
胸を埋め尽くす ふあんだけが
泣いても 泣いても
消えてくれないの
I love you I love you I need you
ずっと 愛されたいあのころのように
叶わない願いでも この気持ちは
いつもそう その胸に届いていますか?
I love you I love you I need you
どうして 僕の心だけうばったまま
叶わない願いなら
さよならを告げて
これはかなり 地声と裏声の切り替えが難しいので、かなりイイ練習になると思います。
細かく言えば、裏声部分の前後の声は かなり裏声に近い地声にしないといけないですね。
張り上げた地声だと裏声部分との声質差がかなり目立ってしまうんで、そこも難しいところです。
まとめ
はい、今回は
「カラオケで声が裏返る原因と対策方法」でした。
ポイントをおさらいすると、
カラオケで声が裏返る原因
- 曲の部分部分で どの声を使うのか はっきり決めていないから
声が裏返らないようにする対策
- まず、本人歌唱を聴いて地声と裏声の場所を確認する
- 地声と裏声の場所を覚える
- 部分部分に切り分けて練習する
- 地声裏声の切り替えがうまくいかない場合は、「ララララ」だけで練習
でした。
要するにどっちの声を使うか決まってないと迷って裏返るので、はっきり決めて歌ってね てことです。
道を猛スピードで走ってて、急にカーブが現れても曲がれないのと同じです。
道を覚える必要がありますよ
てことですね。
最後に載っけたクリス・ハートみたいに、曲をこまかく聴いてメモるのは大事ですが、めんどくさいですよね。
でもこういう地味なとこで、安定して歌える人と毎回裏返る人との差が出ます。
やってるうちに覚えてなくても反射的に声を切り替えたりもできるようになるんで、まずは地味な作業ですが一回曲を分析してみるのもいいかと思います。
裏声を使う場面じゃなくても声が安定しない場合は、別の原因も考えられます。
そういう場合はコチラも参考にしてください。
▼▼▼▼
カラオケで声が安定しない4つの症状と対策。声が震える?高音が不安定?
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