どうもきんぱんですω
今回はカラオケ人気曲のコツシリーズ
ポルノグラフィティの『サウダージ 』です。
JOYSOUNDによるとこのサウダージは30~40代男性のカラオケ人気ランキングで上位に入っている曲です。
30代くらいの人はだいたい聴いたことがある曲でしょう。
アップテンポでノリもよく、カラオケ序盤での盛り上げには持ってこいの曲ですな。
「サウダージ」の難しい点は
- 高音がずっと続く
- テンポが速くて滑舌が追い付かない
- 息が続かない
こんなところでしょうか。
使われている音域は狭いですが、平均して高めの声をずっと出し続けるので、
ミドルボイス の使い方がかなり重要なポイントになってきます。
これを序盤でカッコよく歌えれば、男性ウケはもちろん、女子からも「イイ選曲!」「めっちゃ盛り上がる~」的な反応を得ることができるでしょう。
それでは行ってみましょう!
もくじ
サウダージをカラオケで歌うコツ①-ミドルボイスで高音連発に対処
ポルノグラフィティというのはどの曲も、音域がクソ高いわけじゃないけど平均的にずっと高い曲が多いです。
この「サウダージ」はその最たる例ですが、高いからといってファルセットとか、裏声寄りの柔らかいミドルボイスはほとんど使いません。
強い、地声寄りのミドルボイスが必要なのです。
じゃないとパワー不足で、ぜんぜん迫力ない感じになっちゃいます。
ちなみに音域は
最低音 mid2B
最高音 mid2G#
です。
⇑こんな感じですごい音域狭いですが、高いとこばっかりです。
地声で頑張るともたない
図を見ると音域は狭いですが、一般的な男性の声ならモロにミドルの音域です。
地声で出なくもない音域ですが、完全な地声で頑張ってしまうと、ラストまでは持たないでしょう。
ただ、本人の歌唱を聴くと地声っぽく力強く歌っているため、そのイメージで地声でマネすると声が枯れます。
あれは地声に聴こえますが、ミドルボイスのはずです。
息漏れのない裏声を意識する
じゃあどうやってそのミドルボイスをだすんですか?って話なんですが、コツは喉の形を裏声を出す時の形にしておくことです。
まず、一度裏声で軽く歌ってみます。
で、その時の喉の形のままで地声を出すようにします。
これで息漏れの無い裏声の状態が作れます。
裏声なら、このくらいの音域は問題なく出ると思います。
なので、喉(声帯)の構えを裏声にしておけば、ラクに出せるのです。
これはしっかり、輪状甲状筋が稼働して声帯が引っ張られた状態になっているからです。
地声で張り上げても出るんですが、それとは違った声の出し方なので、声帯への負担が少なくスタミナが続くようになります。
息漏れは無く
喉を裏声の形にしますが、ファルセットのように息が漏れてはいけません。
声帯はビッタリと閉じ、息漏れは完全になくしてください。
そうすることで、しっかりと声帯が鳴るので地声っぽい響きが得られるようになるわけであります。
次の項目でも書きますが、息漏れを無くせれば息を吐く量が少なくなるため、息も持ちます。
ボーカルのアキヒト氏も、わざとやるとこ以外はほとんど息を吐いていないはずです。
サウダージをカラオケで歌うコツ②-息を吐かない
これもポルノグラフィティの特徴ですが、テンポが速めでブレスがしんどい曲が多いです。
サウダージもマシンガンのようにしゃべるので、ブレスがポイントになってきます。
ブレスとは息を吸うことですが、大切なのはそこじゃあありません。
息を吐かない
ことです。
息を吐かない とは、発声するときにしっかりと声帯閉鎖をして息漏れの無い発声にすることです。
声帯閉鎖がきちんとできていれば、無駄な息を使うことがないのです。
無駄な息を吐かなければ、1回1回のブレスは小さくて済みます。
もし、あなたが「息が持たない」「息切れする」「短時間で吸いきれない」などの症状があったら、息を吐きすぎている可能性が高いです。
「声帯閉鎖」に関してはコチラも参考にして下さい。
声帯閉鎖の練習ってやっぱり大事よねって思う理由。と今すぐできる練習方法
息を切らさないためには支えも重要
息切れする、ブレスが間に合わない 等の症状があったら、原因は二つ考えられます。
- 声帯閉鎖ができていない
- 支えが解けてしまっている
声帯閉鎖があまいことについては先ほど言った通りですが、支えが解けるとはどういうことか?
吐く息は減らしていても、フレーズの終わりで「フッ」と、肺に入った息を吐きだしてしまっている場合があります。
これが「支え」が解けてしまった状態であり、こうなるとまたゼロから息を吸いなおさないといけないため、ブレスが間に合わなくなるのです。
支えを保っている状態とは、フレーズ終わりでもまだ肺が膨らんでいる状態です。
そして、次のブレスでは、減った分だけを補充するのです。
「支え」「ブレス」については、コチラも参考にして下さい。
▼▼▼▼
ボイトレにおける「支え」とは何か?カラオケ上達イミフ用語集
歌う時のブレス(息継ぎ)のコツと疑問。鼻で?口で?音出す?出さない?
サウダージをカラオケで歌うコツ③-口と下の動きを良くする
サウダージはテンポも速く、言葉も多いためタイミングとリズムがズレがちです。
そこでポイントになるのが、
- 滑舌を良くする
- 子音をはっきりさせる
- 伴奏をよく聴く
ということです。
アキヒト氏の発声は非常に言葉がはっきりしていて、歌詞が聞きやすいです。
これは口の開け方も重要になってきます。
声がこもると何言ってるか分からなくなるので、以下のポイントを確認しましょう。
滑舌と口の動きを良くする
言葉をはっきりさせるには、口は大きく開けるといいです。
また、口をはっきりと動かすアナウンサー発声は、歌ではあんまり適していませんが、サウダージの場合は割とはきはきさせた方がイイですね。
特に、唇を開く感じにすると、言葉が前に出てきやすくなるのでおすすめです。アヒルみたいなイメージで唇を開いてください。
唇はけっこう音を吸収します。声がこもりやすい人は、唇の開きが甘くて吸収されてることが多いです。
私もけっこうこのクセがあります。
舌の動きについては、「カ行」「サ行」「タ行」「ラ行」これだけはっきり発するように意識すればOKです。
サビなんか特に 「ゆ~るしてーねッ こーいごころよ あわいゆめはなみにさらわれたの」
ココがはっきり発音されるだけでかなり、キレの良い印象にすることができます。
滑舌良くするトレーニングと発音に関してはコチラも参考にして下さい
▼▼▼
声が通らないのはなぜ?今すぐ改善して通る声に!症状別に奥義を伝授
子音をはっきりさせる
サウダージは滑らかに流れるように歌うのではなく、キレよくメリハリをつけて歌うとカッコよく聴こえます。
上でも書きましたが、「カ行」「サ行」「タ行」「ラ行」の子音が強く発せられるとキレキレな印象になります。
練習法としては、言葉の1文字1文字をブツブツ切って歌ってみる方法がおすすめです。
例えば、「ゆ~るしてーね こーいごころよ」
のところも 「ゆっるっしてねっ こっいっごっこっろっよっ」
と切って歌ってみます。母音部分を全く伸ばさないんですね。
これで一度歌った後に、その意識を残したまま通常通り歌ってみて下さい。
それだけで子音がはっきりした聴こえ方に変化すると思います。
子音の発声についてはコチラも参考にして下さい。
▼▼▼▼
一瞬で歌が上手く聞こえる発音とテクニック。今すぐ使える『非常識』な方法
伴奏をよく聴く
サウダージは言葉が多く、全部しゃべるのに必死になってしまいがちです。
そうすると、気が付いたら伴奏とタイミングがずれていた なんてことが起きてしまいます。
なのでまずは、歌詞と言葉の切り方をよ~く覚えましょう。
そして、歌う時はオケをよく聴いて、体でリズムを取りながら歌ってください。
サウダージに代表されるポルノグラフィティの曲はリズミカルなやつが多いので、リズムがガッチリかみ合っているとカッコよく聴こえるようになります。
サウダージをカラオケで歌うコツ④-語尾の処理
サウダージではビブラートをほとんど使いません。
ですが特徴的なのは、最後に音程が下がって余韻を残すような語尾の処理です。
これをフォールといいますが、サビの終わりで使われてますね。
「その日までさよなら恋心よーーーー⤵」
こんなふうです。
これは別に難しくないので、取り入れてみて下さい。
これだけでずいぶん本人っぽくなります。
ポルノグラフィティ「サウダージ」歌い方まとめ
さて、今回はポルノグラフィティのサウダージでした。
ポイントをおさらいすると、
- 地声を張り上げないでミドルボイスを使う
- 息をあまり吐かない
- 滑舌と口の動きを良くして言葉をはっきり
- 語尾の処理はフォールをつかう
でした。
音域は広くない曲なので、慣れたら上達しやすい曲だと思います。
ちょうどミドル音域をずっと使う曲でもあるので、ミドルボイスの練習にもかなり適していると言えるでしょう。
切ないバラードばっかじゃなくて、こういうアップテンポな曲をノリノリで盛り上げられるとあなたのモテ度が超絶アップするので、ぜひチャレンジしてみてくらっせ。
ではまた!