こんにちは休日ミュージシャン育成トレーナーの織沢てつろうです。
カラオケ人気曲、歌い方解説シリーズ
今回は、菅田将暉さんの【まちがいさがし】に付いて解説していきたいと思います。
最近各方面で注目されっぱなしの菅田将暉さんですが、
今回紹介する、まちがいさがしも、バッチリカラオケランキングに入っております。
レッスンで歌いたい方も多くいるので、改めて人気なんだなぁと再認識しております。
この曲に限らず、菅田将暉さんが歌う曲は、音程がめちゃくちゃ高い訳ではなく
メロディーラインも少しフォークソングを踏襲しているようなものが多いのでレパートリーにするのはオススメです。
知名度も高いですしね。
もくじ
とにかく真っ直ぐに!!
色々な歌い手がいて、色々なウリがあると思いますが、この菅田将暉さん。
とにかく真っ直ぐに歌います。
正直にと言いますか、取って付けたようなカッコよさはハナから捨てているように思います。
「小手先のテクニックじゃ勝負しないです僕は」
と言うような声が聞こえてきそうな歌声になっています。
まずは細かいことは気にせず、
姿勢をただし、
息を大きく吸い込んで歌うことを一番に意識してみてください。
表情、動きを真似してみる
0:49から始まるサビの部分の表情に注目してください。
どうですか?
こんな表情をしてる人、嘘はつかないわなっていう表情をしていませんか??
これ実は歌声にも大きな影響があります。
試しに真似して歌ってみてください。
眉間に少しシワを寄せて、
口は大きく開きます。
この状態で歌うと、とてもカッコつけてなんか歌えません。
とにかく一生懸命な歌にしかならないんですね。
それに加えて、手足はPVと同じように、リラックスしてブラブラしているような状態にすると、
良い具合にリズムも取れちゃったりします。
サビ以外の部分とのメリハリを!!
このサビの歌い方で、しょっぱなから歌い始めたらどうなると思いますか?
飽きられます…
そして
うるさいです…
何事もメリハリが大事と言うことで、
A,Bメロの部分はどうするかと言うと。
ポカーンとした表情をします。
これだけ。
嘘のような本当の話。
Aメロの表情に注目してみてください。
先ほどのサビとは違う表情をしていますよね。
目は少し虚ろで、
口もあまり開けていません。
実際の歌声を比べてみても、サビよりA、Bメロの方が少し曇っているようになってるのがわかるかと思います。
これは、特殊なことをやっているんじゃなく、
その表情をしたらその声になる。
声だけでコントロールするものじゃないんですね。
もともと歌手ではない菅田将暉さんが、これほどの評価を得ているのは、
体全体を使って表現しているからなんです。
高音部分の歌い回し
Aメロの少し、サビ全体は少し高めのメロディーラインになっています。
この曲の特徴として、音程が離れている部分にはしゃくりを入れて、
サビなどある程度ずっと高い音程が続く時は、しゃくらずに歌っています。
Aメロの
【まちがいさがしのせいかいのほうじゃ】
【ほう】の部分はその前の【の】に比べて音程差があります。
この部分は、【ふぅおぅじゃ】みたいにしゃくって歌うようにすると、
静かな部分でのアクセントになるので、入れてみるといいと思います。
サビの部分の、
【君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ】
この部分は特に目立ったしゃくりを入れずに、ぴったり音程に届かせるような歌い方がこの曲にはぴったりです。
どう言うアプローチをしたらいいのか分からない時は、音程やリズムだけじゃなく、歌詞にも注目します。
この部分では何を伝えたいのか、その部分をしっかり理解してると、自ずとどのようなアプローチをすればいいか分かったりするものです。
歌詞にもある通り、真っ直ぐに!!
菅田将暉風アプローチ
自分でアプローチを模索していくのも面白いですし、素晴らしいことですが、
一つの完成形をお手本にしてニュアンスを学ぶ事で自分の引き出しが増えていきます。
いくつか菅田将暉風な歌い方をするにはどうしたらいいのか解説していきましょう。
Aメロ
【生まれてきたような生まれてきたような気でいたけど】
このフレーズの【いたけど】に注目して聞いてみてください。
い た け ど
赤い線の3文字、この部分の子音の発音がしっかり舌を使って、口の中で破裂させるように歌っています。
そうする事で、通常より息が勢いよく出て、少しムーディーな雰囲気になります。
続いてBメロの最後
【涙がでること】
このフレーズの語尾の部分です。
菅田将暉さんは、深いビブラートかけて歌うようなことはあまりなく、
語尾を少し震わせる揺らぎで語尾を終えることが多いです。
このニュアンスを再現するには、語尾の部分でお腹の力を抜き、舌の根元が少し持ち上がるようにします。
あまり多様すると、のどしめ声になってしまうので、語尾の処理でワンポイントで使ってみるといいでしょう。
サビ全体の部分
これは、口を大きくあけ常にあくびするような形にします。
上の歯も下の歯も見せてしまうくらいの意識で大丈夫です。
この形にする事で、菅田将暉さんのような声の質感になります。
FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤さんもこの形で歌うことが多いですね。
以上、カラオケ人気曲別 上手く歌うコツシリーズ まちがいさがし〜菅田将暉編でした。
まずはこれを参考に練習して、そこから自分なりのアプローチを付け足して、
あなただけの【まちがいさがし】を完成させてください。
どこかでその歌声を聴けるのを楽しみにしています。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。