歌うとき裏声が弱いのはなぜか?プロがやってて素人がやってないこと

どうもきぱんです。

先日、私が歌のアドバイスというか意見交換会みたいのを
させて頂いている方から相談頂いたことがあるので、
それについてシェアさせて頂きますね。

その話というのは、

歌で裏声を使う部分で弱くなってしまう

というものです。

裏声使うところは基本、サビとかの高いとこで盛り上がりますから、
そこの裏声が弱いと確かに、少し迫力がなくなってしまいますよね。

この問題は私も非常によくわかります。
プロの歌聴いてると、確かに裏声なんだけど、なんかよく聴こえる。。
なぜか自分のはすげえ弱い。。

他には、

  • 地声との声質差が大きすぎる
  • 裏声のマイク乗りが極端に悪い
  • 裏声で急に声量が落ちてしまう

などの問題が関連してきます。

これらの症状に心当たりがある人は読んでみておくれ。

この記事では、

  • 裏声を鍛えるメリット
  • 弱い裏声を強くする方法
  • なぜ、プロの歌は裏声が弱くないのか?
  • 地声を高くする方法

をあなたは知ることができるのだぜ。


もくじ

プロの歌の裏声が弱くないわけ

プロが歌ってるのを聴いてると、裏声が違和感なく、
地声との声質の差もあまりありませんよね。

たまにファルセットで、わざと弱い裏声を使ったりもしますが、
それは表現ですね。

特に平井堅とかATSUSHIとかスピッツ草野氏なんかになると、
もはや裏声か地声かの区別すらできないほどです。

 

しかしなぜ、区別できないほど裏声が強いのか?
我々がカラオケで歌うと裏声が弱いのか?

なぜかというと、

実はプロはあんまりファルセットを使ってないから

です。

あれは裏声っぽいんですが、息漏れはなくしている
要するにヘッドボイスなんですね。

もちろん、たまに息漏れある裏声(ファルセット)は使いますが、
伴奏がすごい静かな部分とかに限られます。

カラオケとかならまだいいんですが、実際の生演奏になると、
ファルセットではどうしても楽器に埋もれてしまうため、
ほとんど使えないのですな。

なので、生演奏の現場では基本的に息漏れの無い裏声(ヘッドボイス)が
使われている これが真相であります。

 

裏声を鍛えるメリット

はい、なぜ我々が歌うと裏声が弱いのか?
それは息漏れの無い裏声が使えてないからだよ~という話をしました。

では次に、裏声自体を強くする ということを考えていきたいんですが、
鍛えることにより、裏声が弱くならないだけでなく、
ほかにもいくつもメリットがあるのでそこから見ていきましょう。

音域が広がる

息漏れの無い裏声を自由に使えるようになれば、
単純にそれだけで歌える音域が一気に広がります。

今まで地声しか使わないで歌ってきた人、
もしくは裏声はファルセットしか使わないで歌ってた人は
こんなに歌えるものかと感動すると思います。

なぜなら、息漏れの無い裏声=ヘッドボイスを使えば、
要するに裏声で出せる音域全て使えることになりますからね。

もう、それだけで歌のが10倍くらい楽しくなるでしょう。

私が一気にハイトーン曲を歌えるようになった話なんかも
参考にしてください。ヘッドボイスのこと書いてます
▼▼▼▼
ヘッドボイスの練習方法とおすすめ曲。ミックスボイス習得に必須な理由とは

 

音程が良くなる

裏声を鍛えることで音程が良くなります。

裏声を鍛えるというか、

「裏声を出すための筋肉を鍛える」

ですね。

これもたびたび言ってますが、裏声を出す筋肉とは、
輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん) のことです。

この筋肉は、声帯を引っ張り伸ばすのに働く筋肉なので、
高い声を出すのに必要不可欠です。

これを鍛えるとなぜ音程がよくなるのかというと、
音程の高低を操作するには、声帯の伸縮が必要だからです。

つまり、声帯を引き延ばす筋肉が自由に使える状態に鍛えると、
それに伴って音程が良くなる というわけです。

地声の最高音も上がる

この輪状甲状筋は、地声を出す時も働いているので、
これが十分鍛えられていることで
地声状態の時も、声帯がよく引っ張られる状態になります。

つまり、地声で出せる最高音が上がる というわけですな。

なので、裏声の練習をしたら裏声が強くなる
だけじゃなくて、地声にも影響が大きいのです。

ほんとかな~と思う人は、ぜひ次に説明する
裏声の鍛え方をやってみてほしい。

マジで地声高くなって普通にラクにでるようになりますから。

ミックスボイス習得に近づく

裏声を鍛えたらミックスボイスができるようになるか
といったらそうではありませんが、
裏声が鍛えられていることはミックスボイスの習得に必要不可欠です。

ミックスボイスとは、地声と裏声の換声点を
目立たないようにつなぐ ということですから、
地声と裏声両方の強さのバランスが取れていることが必要なのですな。

男性諸君の場合、ほとんどが 地声>裏声 の力関係だと思います。

普段から裏声でしゃべってる人なんてあんまりいないですもんね。

クロちゃんかジャパネットたかたさんくらいかなあ?
(素のしゃべりが気になる)


※クロちゃんは最後の最後しかしゃべりません。
※クロちゃんしゃべると普通の地声ですね。

これはすごいwww
たかたさん普通に声低かった。

そしてたかたさんカラオケしてる動画もありますが、
歌うまいですね。ハイレベルなミックスボイサーのようです。

 

話を戻すと、裏声が弱いとどうなるか。
地声でどんどん高くして行って、裏声が鍛えられてない場合
換声点で突然声がひっくり返り、弱い裏声になる
という状態になります。

裏声が鍛えられてないために、
急に弱くなってしまうんですね。

なので、これだとなかなかミックスボイスを見つけることが
できません。

 

弱い裏声を強くして歌う方法

では、裏声を強くし、

  • 芯がある裏声
  • マイクに乗る裏声
  • 声量のある裏声
  • 地声との声質差を減らす

方法を書いていきます。

要するに、たくさん裏声を出せばいいんですが、
カタい練習は飽きます。スケール練習とか、裏声と地声交互に出すとか

なので、楽しみながら、遊びながら鍛える方法だけ書きます。

カラオケで女性の曲をファルセットで歌う

準備運動にも非常におすすめしています。

まず最初は、ファルセット(息漏れした裏声)で1曲歌ってみましょう。

息を大量に使ってキツイですが、呼吸のトレーニングにもなります。

 

はじめにファルセットで歌う理由は、輪状甲状筋を効率よく使えるためです。
地声が混ざってはいけません。

ファルセットというのは、輪状甲状筋だけを使っている状態ですが、
地声が混ざると、他の筋肉も同時に稼働してしまうため、
輪状甲状筋が効率よく鍛えられないんですねえ。

カラオケで女性の曲をヘッドボイスで歌う

2曲目は女性の曲をヘッドボイス(息漏れの無い裏声)で歌ってみましょう。

息をそんなに使わないため、さっきのファルセットよりは
ぜんぜんラクに歌えると思います。

実際に歌って裏声の練習するメリットは、
サビとかで勝手に盛り上がるので、
自然と強い裏声を出すようになるからです。

その時の強い裏声の出し方を覚えておいて、
実際に歌いたい曲を歌う時に使えばいいわけですからね。

ヘッドボイスを共鳴させてみましょう

ここまででだいぶ、強い裏声が出るようになってると思います。

が、さらに裏声を強く、大きく、声の通りを良くする方法があります。

それが、共鳴を使うことです。

さっきのように、ヘッドボイスで女性曲を歌いながら、
次のことを意識してみましょう。

  • 口をタテに大きく開けてヘッドボイスで歌う
  • 頭のてっぺんに響く感覚で歌ってみる
  • 鼻を鳴らすようにヘッドボイスで歌ってみる
  • 胸を鳴らすようにヘッドボイスで歌ってみる

全部同時にやる必要はありません。
どれか一つでいいです。

これはヘッドボイスをさらに共鳴させることで、
音量と響きを強くしようとしてます。

これにより、さらに裏声が強くなるのですな。

裏声が胸に響くようにしていければ、
地声との音質差をかなり少なくすることができます。

 

まとめ

さて、今回は「歌う時に裏声が弱い理由と鍛え方」でした。

おさらいすると、

なぜ裏声が弱いのか?

  • ファルセットしか使えていないから。
  • プロが使う裏声は息漏れの無い裏声であることが多い。

裏声を鍛えるメリット

  • 音域が一気に広がる
  • 音程が良くなる
  • 地声の最高音も上がる
  • ミックスボイス習得につながる

裏声を強くする方法

  • 女性曲をファルセットで歌う
  • 女性曲をヘッドボイスで歌う
  • ヘッドボイスをいろんなとこに共鳴させる

以上でした。

裏声はやはり、普段からいかに出す機会を作れるか??
で鍛えられ方にかなり差が出ます。

要は、できるだけ裏声を出す機会を増やしましょう。
ということです。

そのため、家で裏声を出すとか、
車で通勤中に出すとかっていう工夫もかなり効果が大きいものになります。

そのやり方はこちらでもまとめてますので
参考にどうぞ▼▼▼▼
歌の練習場所として最強なスポットをあなたは知っているか?

自宅ボイトレで高音が覚醒!3日坊主のサラリーマンが3日で声を変える方法

ヘッドボイスの練習方法とおすすめ曲。ミックスボイス習得に必須な理由とは

 

ということで、どんどん裏声でしゃべって
セクスィな裏声で感じさてあげましょう! 

ではまた


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