どうもきんぱんです。
あなたはホメオスタシスという言葉を聞いたことがありますか?
ホメオスタシスとは、日本語で恒常性(こうじょうせい)
ということで、生物の体は一定の状態を保とうとする働きです。
脳科学とか心理学的な意味でも、
ホメオスタシスという言葉は使われています。
いや~。ホメオスタシスとは強力なものですなー
っていう話をしようと思いまして。
ホメオスタシスは上手くコントロールして使えば、
あなたが何かの願望をかなえるのに、非常に強力な武器となります。
しかし、あなたがもし、
- 希むような人生じゃない
- 目標を達成して来れなかった
- こんなはずじゃなかった
と思っているとしたら、ホメオスタシスによって必然的にそうなっている
ということです。
心当たりがある方は読んでみてくだせえ
もくじ
ホメオスタシスとは?心理学的な意味
コトバンクより、
生体恒常性と訳される。アメリカの生理学者 W.キャノンが,主著『人体の知恵』 (1932) のなかで提唱した生物学上の重要概念。生体内の諸器官は,気温や湿度など外部環境の変化や,体位,運動などの身体的変化に応じて統一的かつ合目的性をもって働き,体温,血液量や血液成分などの内部環境を,生存に適した一定範囲内に保持しようとする性質があり,内分泌系と神経系による調節がそれを可能にしている。この性質をホメオスタシスと名づけた。体温や血糖値の正常範囲外への逸脱は,生体恒常性の異常すなわち病気を意味する。また自然治癒力は生体恒常性の表われと解される。
という意味です。
これは医学的な意味ですね。
要するに、体を一定の範囲に保つ働きです。
私がこれから言わんとしていることは、心理学的な意味ですが、
上記のような機能は、心理的な面でも働いているということです。
つまり、心理的に居心地のいい、ストレスの無い状態=
コンフォートゾーンに常に居ようとする働きがあるよ ということです。
つまりのつまり、人は今と違う状態になりたがらないもの
ということです。
どんな人でも必ずこの心理学的なホメオスタシスが働いています。
なぜなら、あなたが今生きている環境が、
ホメオスタシスによるものだからです。
ですし、ホメオスタシスが無ければたぶん人類は滅んでます。
人類全員が、安心できる場所に定住せず 常に冒険ばかりしていたら・・・
どうなるでしょう
あなたは日本にいることが安全で居心地がいいから、日本にいるわけです。
ほとんどの人のダイエットが上手くいかないのも、
これが原因です。
無意識的に、「痩せてない状態」の方が 居心地がいいのです。
ホメオスタシスはすげえ強力
ホメオスタシスは強力です。
先ほどの、ダイエットがほとんど成功しないことがそれを証明してます。
ホメオスタシスが働くから、リバウンドするんですね。
潜在意識では、痩せた自分に変わることが怖いのです。
そう、人は無意識では変わりたくないんです。
昔の私の例を振り返ってみます。
私の生まれ育った地域は、茨城県の西部
一応都心部からそこまで離れていない地区なんですが、
とにかく「勉強をしない」地区なんですね。
小中学生が、勉強をしない。
勉強するヤツはカッコ悪いということになっているようなところです。
暴走族のヤンキーを思い浮かべたあなた、正解です。
あの地区ではヤンキーがカッコいいことになっているんです。
そういうところで育つとですね、テストで良い点を取りたくない んですよ。
取りたくないんですよ?
なぜなら、勉強なんてしない方が 居心地がいいから。
周りがそうだから、自分もそうなった。
自然なことですよね。
で、間違っていい点を取っちゃうと、
次は必ず 大きく下回った点を取るんですよ。
中学くらいまでならまだいいです。
悲劇はその先。高校・大学受験。
ガキの頃から染みついた、「勉強はできない方がイイ ホメオスタシス」
が、偏差値上げるのを拒むんですよね。
そこそこ偏差値が上がってきても、突き抜けられない。
イイとこで、ブレーキがかかってしまう。
結果、そこそこの学校に合格 で終わり。
ホメオスタシスの存在を知らなかった私は、
入社した会社でも、
ホメオスタシスによって「イマイチ社員」に安住することになるのです。
がんばってだんだん評価が上がってきたら、
急にやる気がなくなる とか 大きなミスをするとか・・。
それで結局昇進せず。
結局、私がずっと「凡人」だったのは、
ホメオスタシスによって「そこそこ、それなり、イマイチ の人生を選び取っていた」
に過ぎないのです。
ホメオスタシスを知ってどうしたか
で、「このまま安全な場所に居たら、俺の人生そこそこで終わっちまう!」
という危機感が湧いたんですね。
それで、こうやってブログを書いたり、活動をし始めたわけですが
それでも無意識のホメオスタシスは
「チャレンジしない自分」
へ一生懸命引き戻そうとするんです。
がんばろうとしている時に風邪をひいたり、
行動し始めた矢先にいろんな問題が起きたり・・。
頭(顕在意識)では分かっているんです。
今までの平凡な、起伏の無い人生ではダメだと。
そういう、ソコソコで安全なコンフォートゾーンからは抜け出なければいかん!と。
にもかかわらず、つい夜更かししてしまったり、
そして朝早く起きられなかったり
ていうのはまだたまにあります。
変わってしまうのが怖いのかい!?
大金持ちになるのが怖いのかい!?
名前が知られるのが怖いのかい!?
きっとどっかでまだ、ビビってるんでしょうねえ。
しかし、自分の『コンフォートゾーン』を今のところからズラす
ことができれば、それだけで現実は変わるんですよねえ。
なぜなら、今の自分より上のステージがコンフォートゾーンになれば、
ホメオスタシスが勝手に その上のステージ に留まらせようとするわけですから。
となると、いかに自分のコンフォートゾーンを
望むステージに持っていけるか
がカギとなるわけです。
ホメオスタシスを味方にするには?
ホメオスタシスは足を引っ張るヤツ ではなくて、
生命がより安全に、リスク少なく生きようとする知恵です。
なので悪いことではありません。
ですが、あなたが自分の願望を達成できていなければ、
ホメオスタシスをうまく利用できていないはずです。
では、ホメオスタシスを味方にして願望をかなえていくには
何が必要でしょうか?
それは、コンフォートゾーンをずらすことです。
つまり、今生きてる状態、環境が居心地悪くて、
自分の望むステージが居心地よくなればいいわけです。
じゃあ、どうやってコンフォートゾーンをずらすのか?
それには2つのことを提案 というか
私が教わったり、実践していることをシェアします。
願望をかなえる2つの方法
いやいや、まだアンタも願望かなえてないじゃん!
と思ったあなた。
安心してください。少しずつ叶えてるし、
じきに証明されます。
ではその方法を。
環境を変える
1個目は環境を変えるです。
環境というのは、住む場所・付き合う人・仕事 のどれかまたは全部です。
例えば、分かりやすいお金の話でいけば、
お金もちになりたければお金持ちの人しかいない環境に身を置くことです。
自分以外の友人が全員、年収2000万 あなたが400万だったら、
そういう人といたら居心地悪いですよね?
でも最初は居心地悪くても、慣れたらそれが普通に、
つまりコンフォートゾーンになります。
そしたらあとは、そのコンフォートゾーンに留まろうと
ホメオスタシスが働くので、自分も2000万になります。
その時に、必ず元の400万のホメオスタシスに戻りたい、
または戻そうとする何かしらの出来事が起きるでしょう。
必ず起きます。
その時に、『400万の方が居心地がいい』
つまり、今までの自分と
同じ選択してしまうと、たちまち強力なホメオスタシスに引き戻されます。
アファメーションする
潜在意識に、
上のステージがコンフォートゾーンであることを
刷り込んでいく方法です。
これにはいろんなやり方が提唱されていて、
絶対このやり方が正解!というのはないです。
しかし、根本的にはみんな同じことをやっていて、
目的は 潜在意識に 理想の自分を覚え込ませる
ということです。
これができればなんでもいいわけ。
なので、目標を実現したい方は『アファメーション』でググってください。
ここでは私の場合のやり方をシェアすることにする。
まず、目標を思いつく限り紙に書く。
制限なく。自由な発想で。
書いているうちにニヤけてくる。
これ大事。
必ず紙に書くことが必要です。
書いたら寝る前に、ニヤけながらその紙を読む。
朝起きたら、また普通に読むだけでいいんですが、
私はさらに、鏡の前でそれを音読し、
1個読むごとに鏡に向かって思いっきりスマイルする。
出かける時もその紙を持ち歩く。
その紙をちょこちょこ読む。
また寝る前、別の紙にまた目標を書く。
前日と違っちゃってもいい。
で、毎晩紙に書く。
何日か書いてると、何個もあった目標をだいたい覚えるんで、同じのが書けるようになってく。
以下繰り返し。これだけです。
かなり多くの成功者が、実はこんなことやってるので
実証された方法です。
むしろ今さら書くのもどうかと思う内容です。
最後に
ということで、ホメオスタシスの話でした。
なんかの役に立てばありがたい。
と同時に、私も含めみんな、
常にホメオスタシスによって今の現状が変わらないように
無意識に生きちゃってるので、
これは注意が必要です。
今のあなたの現状が、あなたが無意識に選択した結果だし、
そもそもその認識が無ければ、
一生 望むような結果が手に入らないからです。
もしそれが嫌なら、まずは自分がコンフォートゾーンにしか
生きてきてないんだ ということを認識するとよいかと思います。
私もすぐ、今までのコンフォートゾーンに戻りそうになっちゃうので、
まだまだ精進が必要です。。。