ウィどうもきんぱんですω
今日はカラオケ人気曲シリーズ
スピッツ『春の歌』です。
もうすぐ春ですね~と言いたいところですが、ぜんぜん春の気配はないですね~
まあ、人気のある曲なのではるになったらみんなカラオケで歌うでしょう。
そのために歌うコツをいつものように勝手に書いていきます。
春といえば歓送迎会なので、その時のネタにでもどうぞ。
季節に合った選曲はけっこう大事なので、ウケはいいでしょう。
もくじ
春の歌の音域
音域は、
mid1E ~ hiA
です。
画像は音域.comさんより
これもなかなか広いですね。
歌ってみた時のキツさからしたら意外と低い感じがします。
スピッツの音域を見ていて思ったんですが、意外と大半の曲の最高音がhiAとかBとかなので、そこまでバカ高くないんですね。
でもなんかキツイのは、高いのがずっと続いたり、高いロングトーンが多いからなんだろうなあ。
春の歌もそんな感じですね。
メロ部分はずーっと低めで、サビから突然鬼畜モードに入るんですね。
なので、メロまでは気持ち良く歌ってても、サビで一瞬にして死亡 というパターンになってしまいます。
春の歌の難しいポイントとコツ
さて、歌うコツの方に入っていきます。
春の歌を歌うのに、難しいポイントは4つです。
- 音程が低いとこから一気に高くなる
- サビで超頻発するhiA
- Cメロのキツさ
- 重くならず柔らかく
です。
それぞれの対処のしかたを解説します。
音程が低いとこから一気に上がる
メロの部分で音程がポンッと上がるところが2か所あります。
「どうでもいいとか そんなことばで汚れた」
と
「こころいま はーなーて」
です。
最初の方は大したことないんですが、問題はサビ前の「はーなーて」
です。
「はなて」の「は」が A3 つまりmid2A
「な」が A4つまりhiA
ということは実に1オクターブもジャンプしているのです!
こりゃむずいわけだ。
ちなみに、1回目のジャンプ「そんなことばで汚れた」
は F#3 から F#4 まで飛んでます。あれ!これも1オクターブだ!
こりゃあたいへんだ。
1オクターブ飛ぶのがメロで2回もある。
飛ぶ前の部分が低いため、そこをラクに地声で歌っていると上手く飛べずにフラットしてしまう。
なのでコツとしては、低い部分から地声に裏声を混ぜた感じで発声しておくことです。
ボイスポジションをずっと高い位置に保っておく という言い方もできます。
つまり低いところも、高い時と同じ声の出し方で歌ってね ということです。
最高音hiAの声を1回出してから、その時の喉のポジションを覚えておいて歌い出すのがいいでしょう。
飛ぶ時にチェストボイスのままグアっと引っ張ってしまうと、声がひっくり返るかフラットするリスクが高くなります。
チェストからミドルボイスにボイスチェンジしてもいいんですが、それはかなり難しいのと、声質が大きく変わる可能性があります。
なので初めからミドルボイスにしとく方がいいです。
つまりはじめから裏声っぽく出すってことね。
サビで超頻発するhiA
サビでhiAが出てくるのは赤字の部分です。
「はるのうた あいときぼうより まえにひびく
きこえるか とおいそらに うつるきみにも」
もちろん、高いのはhiAだけじゃなくてmid2G#もいっぱい出てきます。
こんだけ高い音域の連発&頭から最高音というのがキッツイ原因ですね。
ではこれをどうするか?という問題ですが、感覚としては少し鼻にかけておくのがいいでしょう。
次の項目で書きますが、hiAの部分もキンキンした強い声じゃなくて、柔らかく出す必要があります。
なので力はあまり入れず、鼻腔でフワッと響かせる感じがいいです。
(感覚的な話で申し訳ない。。)
次に、「まえにひびく」のところでけっこう下がるので、ここでボイスポジションを下げないことです。
一回下げるとまた次がhiAなので、ずっと鼻の奥の方で共鳴させておくようにしてください。
練習のしかたとしては、hiAの母音が
「ア」「イ」「オ」「ウ」
と、「エ」以外の母音が全て使われてます。
なので、hiAで「アオウエイ」の発声を全部できるように繰り返すといいでしょう。
Cメロのキツさ
Cメロの
「歩いていくよ サルのままで孤り 幻じゃなく 歩いていく」
ここの最後の 「あるいていく」
ここが春の歌で最も鬼畜部分かもしれません。
「あるいていく」
青⇒mid2G#
緑⇒mid2F#
赤⇒hiA
です。
しかも最後のhiAでロングトーン。
これだけ高音域を続けられた末の最高音ロングトーンです。
生半可じゃこれは正直できないですね。
私もここはかなり厳しいんですが、強いて言うならば、
呼吸が最大のポイントです。
「歩いていく」の前でかなりしっかりブレスしてください。
かつ、hiAロングトーン中に呼気量が乱れると一瞬で崩れます。
なので、
- たくさん吸っておくこと
- 一定の呼気を保つこと
これであとは耐えてください。雑www
ついでにラストサビの前にもよく息を吸っておきましょう。
hiA×12回 という真・鬼畜ゾーンが待っておりますので。
重くならず柔らかく発声する
春の歌はメロこそ低く単調なものの、サビ以降は狂ったように高音が続きます。
そしてこの曲の春のやさしく柔らかい雰囲気を出すためには、ロックやメタルっぽいキンキンした声だと雰囲気に合いません。
なのでポイントは、
- メロでチェストの太い響きはあまり出さない
- 響きをセンターに絞らず、拡散させる
ということになります。
1.については先ほども言った通り、はじめからチェストボイスで太く出していると、1オクターブジャンプに対応できないのと、サビでのミドルボイスへのチェンジが難しいということです。
なのであらかじめ最高音に合わせた発声で、鼻の奥に響かせる感じにしてください。
2.について。
このように声を矢のように細く絞って出すと、キンキンした強い声になります。
シャワーヘッドを絞ったイメージです。
高音は強く出やすいですが、春の歌ではあまり適さないです。
ではなく、⇓のようなイメージ
鼻の奥に当てて鼻腔で響かせつつ、シャワーがフワッと広がるイメージで声を出してみます。
終始、このイメージで声を出すと、草野氏みたいな柔らかい声に近づくでしょう。
書くのは簡単ですけどね・・・(;^ω^)
「春の歌」カラオケで歌うまとめ
はい、今日はカラオケ人気曲 スピッツ『春の歌』でした。
歌ってみてかなりきついな~という印象があったんですが、音域とかを調べてみてこの曲の鬼畜さがよくわかりました。
正直、男にはかなりキツイですが、女性にも人気があるのは、女性にとってはちょうどいい音域だからでしょう。ただし逆にメロは低すぎると思いますが。。
ということでおさらいです。
- 低いところから一気に高く
低い音程を太く歌わないで、高音に合わせる - 超頻発のhiA
鼻の奥で響かせ、気持ち鼻にかける - 鬼畜のCメロ
息を十分に吸う。呼気量を一定に - 重くならず柔らかく発声
声は絞らず、シャワーが拡散するイメージ
以上ですう。
ということで、春の歓送迎会シーズンに向けて練習してみるのはいかがでしょうか!
この曲歌えるようになったら相当うまくなります。