うーん。まあそんな大したことないが、
いちおうこんくらいは歌えるということで。90点超えたら良しとしよう
どうも、きんぱんです。
さて今日は久しぶりのカラオケ人気曲コツシリーズです。
今回は中西保志の『最後の雨』
しっとりと切ないこの曲は、
幅広い年齢層で人気が高く、
なぜかけっこう若い女子まで知ってたりします。
きっと口説こうとしたオジサマたちが歌ったのを
何回も聴かされたんだろうなあ~~( ̄ー ̄)ニヤリ
ということなんで、男子も女子も、
けっこう聴きなれているこの曲。
こういう人気曲は、キャッチーでウケはいいんですけど
その分、他の人よりウマい と思わせるのが難しくなってきます。
一応歌えるんだけど、なぜか
”普通の歌”になってしまう。。。
なぜなのか?
それは、この歌には、細かなギミックがたくさん仕込まれており、
非常に高い歌唱力が必要とされるからです。
ふつうに工夫なく歌っちゃうと、
なんともつまらない曲になってしまうんですね~
ということで、『最後の雨』
をうまく聴かせるコツ、ポイント、難しい点を
解説していきたいと思います!
もくじ
最後の雨の難しい点ー音域の広さ
まず、難しいポイントの一つは、音域の広さです。
解説動画パート①を作成しました。
まずは広い音域への対応という内容です。
再生ボタンをポチッと押して再生してください!
最低音がmid1B
最高音はhiA
と実にほぼ2オクターブもあるのですな!
ほらこーーんなに。
最高音hiAは、多くの一般的な男性の換声点付近のため、
ここが出るかどうかが勝負の分かれ目になってきます。
このhiAは、ミックスボイスぽい発声を使うことになると思うんですが、
サビ前とサビの盛り上がるとこで出てくるので地声で強く発声する
必要があります。
ミックスボイスを使っても、裏声寄りではなく、
地声ミックスが好ましいでしょう。
裏声に逃げてしまうと、弱っちくなり
興ざめされてしまうでしょう。
カラオケで上手く聴かせるコツーこぶし
次に、歌の印象が大きく変わるポイントが
『こぶし』です。
メロでもサビでも、かなりこぶしを多用しています。
こぶしとは、ビブラートの短い版で、
一つの音を短く揺らす技術です。
例えば、
「さよなら 呟く君が 僕の傘 のこしてぇえ 駆け出してゆくぅう
哀しみ降りだす町中が 銀色に 煙ってぇえ 君だけけせないぃい~」
入りだけでもポンポン入れてきます。
これをストレートに歌うだけだと、味気ない感じになり
切なさがいまいち出ません。
喉を細かく素早く揺らさないといけないので、
慣れないとなかなか難しいと思います。
が、これができると歌唱力がありそうな感じになります。
まあ、普通の人はそんな細かいとこまで意識して聴いてませんが、
なんか分からないけど上手く聞こえる 状態になります。
(聴く人が聴けばすぐわかります)
原曲をよく聴いて、どこでこぶしを入れてるのか、
把握しておくととても良いです。
カラオケで上手く聴かせるコツービブラート
中西さんはとてもきれいなビブラートを使ってますね。
揺れの深さ、スピード共に理想的です。
特にサビ前、サビ最後のロングトーンはしっかり入れたいところ。
しかしロングトーンで、初めから終わりまでブレないビブラートは
なかなかレベルが高いです。
なのでなかなかうまくいかない人は、
ひとまずロングトーンをフルでかけるのでなく、
ケツだけビブラートでもいいでしょう。
例えば、サビラストのとこ
「強く抱いて 君を壊したい~~~~~」
⇑これは原曲のフルビブラート
「強く抱いて 君を壊したいーーー~~」
⇑ケツだけビブラート
これでもまあいいと思う。
ビブラートに関してはこちらも参照
▼▼▼▼
カラオケでビブラートができないのはなぜか?かけるコツと横隔膜・喉の関係は?
カラオケで上手く聴かせるコツー間延びしない
フレーズの歌い終わりを、
全てダラダラと伸ばさず、
切るところはバツっと切って間延びしないことも
一つのポイントになります。
原曲で中西氏はけっこう、
メリハリをつけて切るとこは切る、
ロングトーンはしっかり伸ばす
という歌い方をしていますね。
特にメロの部分では、呟くように
ポツっポツっと歌っている印象です。
カラオケで上手く聴かせるコツータテノリにする
上記の間延びしないともつながってきますが、
音のつながりを波のように滑らかにしないことも
一つのポイントです。
演歌のように緩やかなウネリのイメージではなく、
タテにアクセントが跳ねるイメージで歌ってください。
例えばサビのフレーズ。
ヨコノリだとこう
「ほーんーきーでわーすーれーるーくーらーいー ならー」
タテノリだと
「ほーん キーでワっすーうれぇえぇるっく ら い~ ナっら~」
なんとも分かりづらいですがこんなイメージです。
体もいっしょにタテに動かしましょう。
そうするとメリハリのある印象になります。
カラオケで上手く聴かせるコツー「イ」の発声
この曲の難しいところが、
サビなどの高音のところで 「イ」が頻発するところです。
「本気で忘れるくらいなら
泣けるほど あいしたりしない」
「誰かに盗られるくらいなら
強く抱いて 君を壊したい」
このように、最高音とロングトーンが
ことごとく 「イ」なのです。
これがなかなかしんどいんですね実は。
母音の記事でも書いてますが、
歌で母音を開くとか閉じるとか。結局どっちなの?カラオケ上達イミフ用語集
「イ」の発声は喉が締まりやすく、
会話するときの発声のしかたでは上手く歌えません。
会話するときの「イ」のときの口は
横に開いて喉仏が上に上がります。
また、口腔の奥の空間も閉じてしまうため、
響きを得るのが難しいです。
その発声だと、高いキーが出たとしても、
響きが無く細っそい声になってしまいます。
そこでポイントは、
口を 「エ」の形で「イ」を発声するということです。
なので少し、イとエ の中間くらいの声になるつもりでいいです。
この時、
- 喉仏を下げる
- 口の奥の方の空間を広げる
ここを意識すると良いでしょう。
高音の「イ」の発声は表情もポイント
「イ」で高い音になると、苦しいので
苦しい顔になりがちになってしまいます。
苦しくてしかめた顔になると、
もっと出なくなります。
なのでコツとしては、
目と鼻と あらゆる顔の穴をおっぴろげるということです。
顔の筋肉と共鳴腔、喉はつながっているため、
しかめた顔になると共鳴腔がつぶれてしまいます。
なのでクワッと目を開き、「イ」を発声してみましょう。
そうすることで、鼻腔や頭の中の空間に共鳴させることが
できます。
まとめ
さて今回は中西保志『最後の雨』カラオケのコツでした。
上手く歌うポイントをおさらいすると
- 最高音はhiA 声が弱くならないようにする
- こぶしを使っていく
- ビブラートを深く、安定させる
- 間延びしないように、切るとこは切る
- タテノリで歌う
- 高音の「イ」で喉が締まらないようにする
- 「イ」を響かせるためには、顔の穴を開く
こんなところでした。
最高音のhiAが出れば、割ととっつきやすい曲ではあるものの
細かな技術がたくさん使われており、
難しい曲です。
とりあえずは歌えても、なかなか上手く聞こえない
歌唱力と表現力を鍛えるのに
非常に良い課題曲なんではないでしょうか。
一般の人々が気づかない、細かなワザを駆使し
ぜひ、
「この曲歌った人の中で今まででいちばんじょうず~~♡」
などと言われてください!
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