はいどうもきんぱんですω
今日は「カラオケで声の出し方のコツ」
というテーマなんですが、カラオケとか歌での声の出し方ってなんでしょう?
なんか普通の話し声と違うんですかね?っていう疑問だと思うんですが、歌においての声の出し方は何が正しいのかっていろいろ議論はあると思います。
正直私は、喉とか体に無理が無ければ「なんだっていい」と思ってるんですがどうでしょう。
というのは、
「どんな声の出し方が正しいですか?」というよりも、
「どんな声を出したいですか?」ていう方が大事だと思うのです。
なんだか、こういう うーん「人がイイと言うからこれが正しい」みたいな
日本人ぽいっていうか なんつーか 主体性が無いというか主張がないというか
そういう発想がなんか嫌ですね。
て長くなりそうなんで終わりにします。
結論、「カラオケの声の出し方なんてなんでもいいぜ。好きなように出しな!」
で終わってしまうんですが、それだとなんの解決にもならんので
- 一般的にイイとされる声の出し方のコツ
- あなたの状態による声の出し方のコツ
- 曲調・好みによる声の出し方のコツ
という内容でまとめていきます!
もくじ




カラオケで声の出し方ー一般的に良いとされる条件3つ


まずは、一般的に 声の出し方として良いとされている条件とそのコツを3つ挙げていきます。
条件①-腹から出した声
まあ、腹部から声は出ないので、「腹から出しているかのような声」ということです。
これは何のことを言っているかというと、腹式呼吸で発声した声 ということです。
しっかりと、おなか周りの筋肉を使って、息を安定的に送り出して発声するので、その声の特徴としては
- 声量がある
- ブレなく安定している
- 強弱が自在
とこんな感じです。
よく、「腹から声出せ!」みたいに言われるのは、要するに「もっとデカい声出せ!」てことです。
声が小さかったり、か細かったりする人が言われてしまうので、要するに、
ある程度音量があって、堂々とした声
のことです。
カラオケではとりあえず、声が腹から出た感じになってれば それだけで自信がありそうに聴こえます。
出し方のコツ
まずはしっかり深く息が吸えていることが条件ですが、
深く吸う前には、はじめに全部の息を吐き切りましょう。
一度吐き切ることで、自然に空気が吸い込まれます。
自然に空気が吸われたら、今度は自然に空気が出ていきます。
その息に声を乗せます。
腹から声が出ない というのは呼吸が浅いために、口元でひねり出すことしかできていない状態です。
腹式呼吸の記事も参考にどうぞ
▼▼▼▼
【ボイトレ】胸式呼吸と腹式呼吸の違い 歌に必要な理由
【ボイトレ】腹式呼吸のコツ 一瞬でマスターする方法と練習法
今すぐできる腹式呼吸の方法。超簡単な確認方法と練習まで
条件②-響いた声
響いた声というのは感覚的な表現になってしまうんですが、よく反響した声とでも言いましょうか。
響いた声の特徴としては、
- ふくよかに聴こえる
- 太く聴こえる
- 耳障りがいい
こんな声のことです。
分かりづらいと思うので、響いた声と逆の状態は
- うすく聴こえる
- アラームみたいな音
- 細く聴こえる
こういうのが響いてない声です。
この違いは、主に 声をどれだけ共鳴させられているか で差が出ます。
声を共鳴させる空間は、
喉・口腔・鼻腔・頭蓋骨内 があります。
簡単にいうと、この空間をいかに広く確保できているか の違いです。
出し方のコツ
カラオケでの響く声の出し方は、先ほどの共鳴空間の中でも特に 喉 の空間を広く取ることがコツです。
声の出し方が分からない、声が響かない という人で一番多いパターンは、喉が締まっていることです。
なので、とにかく喉を広げる。
喉を広げるためには、
- リラックス
- あくびの状態を維持
- 口をタテに開く
この状態で声を出すようにします。
条件③-脱力した声
カラオケや歌での声の出し方として、脱力する・リラックスする というのはとても大切です。
なぜなら、力みがあったりこわばっていると そのまま声に反映されるからです。
そういった声を聴くと、聴いてる側も心地よくはないです。
脱力した声の特徴は、
- 柔らかいかんじ
- やさしい
- なめらか
- カドがないかんじ
です。この辺が、普段の話し声とは区別される部分だと考えています。
なので、普段のしゃべりがカタかったり、喉に力が入っている人は 歌う時は話し声と区別して使った方がいいでしょう。
出し方のコツ
リラックスすることが大事ですが、タコのように完全軟体動物になるわけではありません。
脱力する部分と、しっかり軸を持たせる部分があります。
- 脱力すべき箇所
喉・首・肩・腕・足
ここは脱力してください。特に胸より上の部分はリラックスします。
喉をリラックスさせるためにはやはり「あくび」がいいです。力みを感じたら、首・肩まわりを中心にストレッチ、わざとあくび をしてみましょう。
そして、柔らかい声を意識します。 - 軸をしっかりすべき箇所
骨盤から胸までの体幹部は、軸をしっかりしておいてください。とくにおなか周りから胸にかけては、脱力しすぎると「支え」ができなくなります。
呼吸までユルユルになってしまうと発声が安定しなくなりますので、多少の引き締めがいります。「支え」についてはコチラでくわしく
▼▼▼▼
ボイトレにおける「支え」とは何か?カラオケ上達イミフ用語集
あなたの状態による声の出し方のコツ
カラオケで歌う際の声は、ある程度声量があり、ある程度芯があり、ある程度柔らかい 状態がイイです。
しかし、基本的に声がやさしい人が 薄い声で歌うのがいつも正しいかというと違います。
声がカタい人が芯を持たせようとするともっとカタくなりますし。
なので、その人の状態によって、声の出し方というのは変わります。
状態別に挙げていきましょう。
声がカタい人
声がカタい人は、脱力が必要です。
喉が締まっていることが多いので、まずは脱力してあくび発声をしましょう。
あくび発声は
①あくびの状態で大きく口を開ける
②最も低い声で「ア↷↷↷」とため息交じりの声を出す
③それがリラックスできた状態なので、その感じをキープしながら歌います
声が弱い・薄い人
声量と声の芯が欲しいので、①腹から出す のと ②声帯をしっかり閉じる
を意識して発声します。
- まずは腹式発声です。
一度完全に息を吐き切ってから、深く息を吸い、体の深いところから声を出すイメージで出してください。 - 声に芯を持たせる
声帯の閉じが弱いため、声に芯がない・薄いかんじになっています。「エッジボイス」で声帯をピッタリ閉じる感覚を確認してください。
声帯を閉じることについてはコチラ
▼▼▼▼
声帯閉鎖の練習ってやっぱり大事よねって思う理由。と今すぐできる練習方法
艶(つや)のある声とは何か?そして声の艶の出し方は?
低音の出し方と高音の出し方の境目がよくわからない
低いところは地声で出るんだが、高音で全くちがう感じの声になる場合。
これは「ミドルボイス」という、地声と裏声の中間の声が出せていない状態です。
地声から上がっていくと、ある所から急に裏声になり弱くなるパターンです。
このパターンの場合は、地声と裏声の性質の差を減らして、中間の声を出したいので
コツとしては 地声がだんだん高くなるにつれて 音量を小さくする感覚です。
地声をデカい声のまま頑張ろうとすると、こうなります
▼▼▼▼
地声が高くなるにつれて、小さくしていくイメージだと 裏声との境が滑らかになります。
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このように滑らかにつなげることが、ミックスボイスということになりますね。
曲調・好みによる声の出し方のコツ
カラオケで歌う曲調や、出したい声によっても声の出し方は変わります。
大まかに3パターンで解説します。
バラード系・柔らかい声の出し方
優しめで、柔らかく滑らかな声が向いてますね。
こういう声の出し方のポイントは、
- 脱力する
- 息を多く流す
- 喉を開く
です。
一番意識すべきなのは、喉に力を入れないことですね。
喉に力が入って締まると、声がカタく細くなるため、バラードの深い・ゆったりした感じがなくなります。
とにかく優しい感じで声を出します。
喉よりも下の方(胸のあたり)の深いところから声が出るイメージにしてください。
ロック系・強い声の出し方
激しめの曲には、やはり強い・芯のある声が適しています。
バラードのように、柔らかく、滑らかな声だと 「なんか違う」感が出ます。
ポイントは
- 声帯閉鎖をしっかりする
- 鼻・頭から声が出るイメージ
- 息は強めに吐く
バランスが大事なので、やりすぎると悪いとされる発声になりますので注意してほしい。
声に力を出そうとすると、喉が締まりやすくなります。
喉は力まないが、声帯はしっかり閉じることが大事です。
息も強く吐きたいですが、強すぎると声帯に負担がかかります。
なので痛みが出ない程度に調整してください。
ラップ系・歯切れ良い声の出し方
これも声帯の閉鎖はしっかりして、はっきりした声が適しています。
バラードのように、滑らかなレガートではそれっぽくないので、タテにポンポンハネる声の出し方をします。
※レガート=音程の上下を滑らかにつなげる
ポイントは
- 子音を強く発する
- スタッカートで歯切れよく
- 声帯閉鎖はしっかり
です。
口と舌をしっかり動かして、「カ行」「タ行」「サ行」はとくにはっきり発音してください。
カラオケではこういうキレのいい曲でも、マッタリ歌っちゃう人が多いので、ガッツリメリハリつけてキレよくするとかなり差別化がはかれます。
まとめ
さて、今回は
「カラオケで声の出し方のコツ」でした。
声の出し方 といってもいろいろあり、好みや曲調に合わせて適した声の出し方をするとよいと思います。
しかし、どの場合でも共通して大事なのは、
- 喉は開く
- 適度に脱力する
- 声を響かせる
これは声の出し方において常に大切ですね。
あとは、自分の出したい声 に合わせて音色や共鳴を変えていけばいいと思います。
そして体にとって健康的な声である ことが最も大切なので、痛みや負担を感じたらすぐ見直してみましょう。
ということで以上です。
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