はいどーもきんぱんです。
あなたは、『艶(ツヤ)のある声』という言葉を聞いたことあるでしょうか?
ボイトレとか、歌のことを勉強していると、
そのうち耳にする言葉です。
しかし、艶のある声というのを
きちんと定義されているとこってないんですよね。
はい出ましたボイトレ得意のイミフ用語。
艶のある声がイイ みたいなのは言われますが、
その『艶』ってなんやねん て話なんですよ。
分からないものを説明されても、
できるようになるわけないですよね。
そこで、私なりの解釈になってはしまいますが、
この記事では『艶のある声』なるものを説明したいと思います。
この記事では、
- 艶のある声とはなんだ?
- 艶の無い声とはなんだ?
- 声に艶を出す方法
これを書いていきます。
もくじ
艶のある声とは?
正式な定義みたいのは無いみたいなので、
ググってみたところ
weblioではこう説明されてます。
性的魅力のある女性の声のこと
なまめかしい声 ・ つやのある声 ・ 色っぽい声 ・ 艶やかな声 ・ 色気のある声 ・ 色香のある声 ・ 嬌声 ・ エロい声 ・ エッチな声
エッチな声。
エッチな声。
ほう。
まじめにやりますよ。
ちょっと違う気がするんですよね~
だったら、男は艶のある声は出せないのか?
ということは、エッチなビデオの女優さんたちは
みんな艶のある声ということになる。
艶のある声の説明として、私的に最もしっくりくるのは、
【楽しい合唱】~上手に歌うために必要なコト~ さんの
声が輝いていて、響きの良い声のことです。
これですね。
響きの良い声 やはりこれだと思います。
声が輝いていて というのはまだあいまいなので、
「声のキメが細かく、響きの良い声」
としたい。
つまり、声帯の振動が細かくて振動数が高いこと
かつしっかり共鳴されていて響いていること
が一番良い表現なのではないでしょうか?
ということで、私の考える艶のある声は、
夏川りみ氏を推したい。
どうでしょう、ツヤツヤしてますよね?
(エッチな動画ではない)
艶のない声はどんなのか?
では逆に、艶がない声とはどんな感じになるんでしょうか?
対極がわかることで、艶のある声の状態の理解がさらに深まると思います。
先ほどの【楽しい合唱】~上手に歌うために必要なコト~
では、
つやがなくなってしまい、掠れた声になるのは、
~中略
「しゃがれてきた」と感じるのですね。なので、声帯にあるヒダが閉じにくいということになり、振動が足りないということで、結果として声が掠れるのです。
このように説明されています。
なるほど。わかりやすい
要は、掠れた声、しゃがれた声 が
艶の無い声 なんですね。
つまり、声帯の振動数が少ない、息が100%振動に変換されてない状態のことです。
ということは、ハスキーボイスなんかは
艶が無い声 に分類されますね。
ですが、じゃあハスキーな声 しゃがれた声 は良くない声なのか
というと そうではありませんね。
ハスキーでカッコイイ人もいるし、
しゃがれていい味出してるシンガーもいます。
なので、ひとくくりに いい声・悪い声 にするんではなく
単に声の個性 ととらえましょう。
永ちゃんなんかは”艶がある”のとは違いますよね。
どちらかというとハスキー、しゃがれです。
でもやっぱクソカッコいいですな。
艶のある声の出し方
では艶のある声を出す方法にいきましょう。
- 声帯の振動数を上げる
- 声帯が潤っている
ことが必要となるので、そのための練習とケア ということになります。
声帯をしっかり閉鎖させる
ハスキーボイスや掠れた声は、
声帯閉鎖が甘いときになります。
声帯閉鎖が弱くなる原因は、
- 閉鎖筋を普段あまり使っていないこと
- 衰え
が考えられます。
声は普段から、ある程度の声量を出してないと
閉鎖筋は弱くなります。
すると声帯を閉じる力が弱くなるため、息漏れがしやすくなり
しゃがれ・ハスキーとなるわけです。
なので、この閉鎖筋を鍛えるには、
エッジボイスの練習をしましょう。
エッジボイスについてはコチラで解説してます。
▼▼▼▼
声帯閉鎖の練習ってやっぱり大事よねって思う理由。と今すぐできる練習方法
声帯を引き伸ばす
声に艶を出すには、
声帯がしっかり伸展している必要があります。
声帯がしっかり引き伸ばされている状態というのは、
声帯に張りがあるということなので、
振動数を上げることができます。
声帯を引き伸ばすためには、裏声の筋肉
輪状甲状筋がちゃんと動いている必要があるので、
ファルセットを出す練習が効果的です。
裏声を鍛える、ファルセットについてはコチラの記事も参考にしてください。
▼▼▼▼
・カラオケで高音が出ない時どうする!?落ち着け。原因と対策あるんだぜ
・歌うとき裏声が弱いのはなぜか?プロがやってて素人がやってないこと
・ヘッドボイスの練習方法とおすすめ曲。ミックスボイス習得に必須な理由とは
声帯に潤いを与える
声帯が効率よく振動するためには、
声帯自体が潤っている必要があります。
口笛を吹く時って、少し唇が湿っているほうが音が鳴りやすいですよね。
唇に潤いが無く、カサカサだと空気がスカスカしてしまい、
うまく音が出せないのと似ています。
声帯も、潤いが無いと空気がカスカスして
効率よく振動してくれません。
なので、以下のことに注意してください。
※声帯に水分が供給されるのは時間がかかるので、
一度水分が失われると回復に時間を要します。
なので、普段から乾燥させないことが大切です。
- ミネラルウォーターを頻繁に飲む
シンガーならば、1日4ℓが推奨されています。 - 鼻で呼吸する
口呼吸だと口腔、声帯が渇きます - タバコを吸わない
- できればマスクする
- 加湿器を使う
加湿器は、超音波式だとカビが発生する恐れがあるため、
スチーム式をおすすめします。 - 夏場ばなるべくエアコンを避ける
まとめ
はい、今回は
『艶のある声とは何か?そして声の艶の出し方』
でした。
おさらいすると、
艶のある声とは・・・
- エッチな声ではない
- 声帯の振動数が高く、共鳴して響いている状態
艶の無い声とは・・・
- 掠れた声
- 息漏れした声
- 声帯が細かく振動していない状態
声の艶の出し方・・・
- 声帯閉鎖を鍛える
- 声帯を伸展させる
- 声帯に潤いを与える
でした。
必ずしも艶のある声だけが「良い声」というわけではない
ということも書きましたが、
やはり声に艶があった方が、「いい声だね」と言われることは多いです。
好みでなかったとしても、声帯がしっかり振動することと
声帯に潤いがあることは
シンガーにとってとても大切なので、
ケアは怠らずやれるといいですね!
ということで、以上である!
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