どうもきんぱんですω
今日は久しぶりに、師匠にボイトレ稽古をつけてもらいました。
自分でまともにレッスンを受けるのはけっこう久しぶりです。
いちおう、私も人に教えることはできるんですが、まだまだできないことやレベルが低い部分もあるので、自分より上の人にチェックしてもらうのはとても重要なのです。
今日もいろいろとご指摘をいただいてとても勉強になったので、備忘録としてこの話をシェアしておきたいと思います。
今回話させてもらった内容は、
- 閉鼻音と開鼻音どっちがいいのか?
- 口の開け方はどうするべきなのか?
- 息の流し方と腹式呼吸と支え
- 普段のしゃべりかたの重要性
についてです。
もくじ
開鼻音と閉鼻音どっちがいいのか?
いや〜、今日はよりによって声が出ないこと出ないこと・・(T ^ T)
高音なんて特に、蚊が飛んだくらいの声しか出なくて凹みました。
私が歌うとき、特に高音部分は閉鼻音にしちゃってます。
突然閉鼻音とか開鼻音とかわからないと思うんですが、ざっくりいうと
- 口の奥から鼻に抜ける穴を閉じて声を出すのが閉鼻音
- 鼻に抜ける穴を開いて、鼻に息を通しながら出すのが開鼻音
です。
閉鼻音は鼻を閉じているので、少し鼻が詰まったような声になります。
開鼻音のほうが、自然でリラックスした声が出ます。
私がなぜ閉鼻音を使うのかというと、その方がラクだし、簡単だからです。
高音部分では、鼻を閉じてしまった方が、換声点(かんせいてん)でブレイク※しづらくコントロールがラクなのです。
ですが、やはり声が少し詰まるので響きが少なく、うるさく、硬い声になりがちです。
※換声点でブレイク・・・声がひっくりかえること
対して開鼻音は、鼻に抜きながら出すので力みのない、いい響きの声になりやすいです。
ですが、高音部分では声帯の閉じ具合と呼気量の調整をしないと、声が安定しづらくコントロールが難しいです。
これは私の感覚なので、必ずしもそうでない人もいると思いますが、少なくとも私は開鼻音が苦手です。
で、師匠いわく、やっぱり開鼻音にした方がいいとのこと。
なぜかというと、やはり閉鼻音だと声が詰まりやすいから。
息をちゃんと流して発声しないと、柔らかい声が出ないんですねえ。
私の感覚だと、閉鼻音だと声帯をバッチリ閉じてしまえばいいので簡単ですが、それだと息を流せないのです。
息を流してないと、声が喉で詰まり、喉声になりやすいです。鼻腔共鳴も鳴りづらくなります。
喉が詰まると今度は呼吸も詰まるので、胸式呼吸にもなりやすいというデメリットが・・・
いろいろ連動して、呼吸もよくないということが発覚し、この時点で頭がハッピーになりましたwww
とりあえず、口先で発声する癖があるので、鼻から息を流して鼻腔で鳴らすように、繰り返して矯正していくのが課題であります。
口の開け方はどうするべきか?
今回課題曲にしたのは、スピッツの『楓』です。
私これがどうしても歌えなくて、あの高音のロングトーン無限ループ地獄が非常に苦手なのです。
エラそうに歌い方解説とかやってますが、正直歌えない曲もあります。ワシャあこんな程度のもんですが、嫌いにならないでね。
そしてこの曲は、柔らかいミックスボイスを使わないとあのふわっとした感じが出ないので、私にとってはそれが非常に難しい。
で、口の開け方は結局どうするべきかを結構悩んでいてですね、あまり開けなくてもいいのか、やっぱり大きく開けた方がいいのか?
口は大きく縦に開けた方が、大きい音量、いい声は出ます。
しかし問題があって、口を縦に大きく開けると、響きが下アゴのほうにいってしまって、高音が非常に出づらくなるのです。
先ほどもでてきた、鼻に息を流す というやつもやりづらくなります。
なので、「必ずしも高音はタテに開けるべきではないのでは?」と思ったわけなのです。
そして、スピッツの草野氏もあまり口を開けません。
白人系のシンガーも口をあまり開けないで歌う人は多いです。むしろ横に広く開ける人も結構います。
ということで、結論としては「必ずしもタテでなくてもいい」ということになりました。
できれば、口は大きく開けた状態でしっかり軟口蓋も持ち上げ、そこのボイスポジションに当てるのができればその方がいいです。
ラルクのHYDEさんなんかは口をガボッと開けて高音をバンバン出しますね。
その方が太く出るからですね。
ですがそれが難しい場合は、口をタテに開けなくても、軟口蓋がちゃんと上がってれば太い響きは出ます。
欧米シンガーなんかはもともとものっすごい喉が鳴るので、口はタテじゃなくても十分太い響きが出るようです。
普通の人は、口角を上げたほうが軟口蓋も上がりやすいので、高音はタテに開けるより口角を上げた方がいいと思います。
息の流し方・呼吸連動・支え
喉とか鼻とかのほうにばかり意識が取られていたら、支えができていないことがわかりました。
しっかりおなかから支えて、腹のインナーマッスルで息の出し入れ、それが声と連動しなければいけません。
意識しないで歌ってたら、やはり喉声になりやすいです。
喉だけで出そうとしていると、高音も細くなります。
これはほんとに癖付けないといけないですね・・・
私は喉で息が詰まって、呼吸が連動しない癖があるので、その辺は繰り返しやらねばならぬと強くおもいました。
ちゃんと複式の動きを意識して発声練習してみたら、腹筋の内部がすごい疲れてしまいました。
これは普段歌うときに、その動きができていない証拠です。
ちょっともう一回ちゃんと基礎をやらねばなりませんな・・・
ちなみに以前どっかの記事で、腹式呼吸に使う筋肉は「内腹斜筋」だと書きました。
たぶんそれも使ってると思いますが、それは間違いだったみたいで、正しくは「腹横筋(ふくおうきん)」です。
コルセット筋とも呼ばれるようで、ベルト状にぐるっと巻いてる筋肉です。
これが腹圧を上げたり、腹を凹ませたりするのに使う筋肉で、腹式呼吸の際はこれが動いてるみたいです。
普段のしゃべり声の重要性
師匠、今映画やってる「アリー スター誕生」観たらしいんですよ。レディーガガのやつね。
私も観たいと思ってるんですが行けてないんですよね〜。
で、職業病なのかやはり玄人目線で観てしまうらしく、レディーガガもそうですが俳優さんたちも、しゃべり声の発声がめっちゃ喉の奥で鳴ってるということに気づいたらしいのですよ。
私ら日本人って、結構口先あたりで音を作ってますが、欧米人そもそも発声が違うのです。
その目線で宣伝動画を観てもらえばわかると思うんですが、すごい喉の奥の方から太く鳴ってるんですよね。
声帯の閉鎖もかなり強い感じで、声にエッジがかかってます。
たぶん、これが英語の発声なので、それが癖付いているから、歌の時も喉がすごい鳴るんですよね。
日本人の歌が下手と言われるのは、この辺もあると思います。
なので、普段のしゃべり方はとても大切なんだな〜ということなのです。
自分の出したい声で、普段からしゃべるようにする。
それがつまり自然体の発声になるので、我々のように歌う人は普段から、それを気をつけなければいけないんですねえ。
明日から私も、喉の奥から太い声でしゃべろうとおもいます。
急にダンディ声になった私が見られることでしょう。
まとめ
今日の話はぜんぜんまとめる気もなかったので、とてもわかりづらいと思いますすいません。
ざっくりまとめると、
- 鼻から息を流して発声する
- 口は必ずしもタテに開けなくてもよいが、軟口蓋は上げる
- 呼吸と声を連動させる
- 普段のしゃべり声を歌で使いたい声にする
てなところです。
なんだかんだ言っても、やはり一番重要なのは呼吸・支えなので、迷ったら支えに戻るべし。
というのが今回の教えでございました。
もっかい腹式呼吸の腹横筋を鍛えて出直します・・・。
腹式呼吸やら支えやらの話はこちらでも書いてますのでご参照を。
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